●いきなり余談:新しいワゴンRが8月25日に発表されますね
というわけで先日テレビ(映画「硫黄島からの手紙」)を見ていたら、渡辺謙さんが「軽自動車は新たなエネルギーを手に入れた」みたいなことを言っているワゴンRのティザーCMが流れていました。
エネチャージ以外にまだあるのかよ! グリーン・ディーゼルか!とか思いましたが一体何なのでしょうか。モデルチェンジがケータイ業界並みに早すぎでビックリしてしまいます。
画像出典:軽自動車は、新しいエネルギーを手に入れた。|NEWワゴンRスペシャルサイト(スズキ)
まさかのハイブリッドだったら結構ショックですよ…。
なんせ私は「ワゴンRスティングレーT」(型番:DBA-MH34S)の4WDの新車を購入した半年後に新しいモデルが発表されて、レーダーブレーキは付いているわ、横滑り防止のESPのオプション価格は半額以下になっているわで踏んだり蹴ったりな経験を持っていますが、今度の新しいタイプはどんな機能を搭載してくるのでしょうか…?
ということで8月25日には新しいモデルが出てしまうので、さっさと前のモデルのレビューを書いておこうと思った次第です。
●本題:ワゴンR スティングレー20,000km実走レビュー
レビューの形式は価格.comのレビュー形式を真似して書いていこうと思います。
- 参考:スズキ ワゴンRスティングレー 2012年モデル レビュー評価・評判(価格.com)
レビューするのは2012年9月モデルの「ワゴンR スティングレーT」(型番:DBA-H34S)の4WDタイプに横滑り防止のESPをオプションで付けたタイプです。
画像出典:ワゴンR スティングレー T カラー・価格(スズキ)
一応20000km走った証拠(19999kmだけど)。
【エクステリア】
- ホイール周りはゴテゴテしていなくてスマートな感じでナイスです。
- 夜間のフロントLED部分は格好良さもあるのでしょうが、対向車として見ていると、車の存在感アピールが強くなり、より安全性が高まっていると感じます。
- キーレスエントリーが便利。
【インテリア】
- 4WDの寒冷地仕様になっているので、運転席側のシートはヒーターが付いているがこれが最高。すぐ暖かくなるので、冬場にあまり暖房が要らなくなる。
- 後部座席の足元がかなり広くゆったりできる。すばらしい。
- 収納は助手席側のティッシュボックス入れ、運転席側にケータイ入れがあるが、十分使える。ただ、運転席側のケータイ入れは、奥に向かって傾いて飛び出づらくなっているが、何となく怖いので、滑り止めが付いていると更に良いですね。
- 運転席左横センターの謎のペットボトル入れは、SHARPの空気清浄機の定位置になっています。
- エアコンは温度を設定するだけで自動運転するので、年中ほとんど操作しなくても良いのがナイス。(関連記事:ワゴンRスティングレーのエアコンの3つの良いところを紹介(冬期間))
- 冬場は後部座席も温風が流れるようになっているのもグッド。
- 助手席側の座席は上に開く様になっており、助手席部分に荷物を置けたりできるのだが、持ち上げた座席部分がエアコンのボタンを押してしまう仕様はなんとかならないのか。
- 室内灯はスライドスイッチでオン・オフを切り替えるが、電灯部分を押し込むとオン・オフが切り替えられるようになると便利な気がする。
- ハンドルのオーディオ用ステアリングスイッチは本当に便利だ。
- アイドリングストップ時でもきちんと冷やしてくれるエコクールは確かに役立つが、暑い時は普通にエアコンを動かして冷やして欲しい。
- 運転席の左脚の足置きは一応あって問題は無いけど、長距離ドライブ向けに、もっとしっかりしたものでも良いと思う。
価格コムのレビューでシフトレバーが邪魔でコンパネ(エアコンの操作パネル)が見づらいとの意見があるが、本当にそう。運転席に座ると分かる。写真で再現するとこんな感じ。
●シフトレバーが邪魔をして、走行中にコンパネが見づらいと感じることがある。
価格.com - 『購入して2カ月の感想』 スズキ ワゴンRスティングレー 2012年モデル ☆ほうれんそう☆さんのレビュー評価・評判
【エンジン性能】
- ターボ車だからか高速道路や坂道でも踏み込めば思い通りの加速をしてくれる。気持ちいい!
- 十字路などを曲がる時の加速が自分の感覚と合わない。曲がり切りそうな所から加速をしたいが、たぶん横転しないよう安全のため、エンジンの回転数は上がっても加速しないようになっているのだと思うが、なんとかしてほしい。
- 意外とすぐにアイドリングストップする(良いことだ)。
- 一般道の60km/h、高速道路の100km/hでも2000回転/分程度の低回転なので、非常に静か。
- 個人的にはスズキのエンジンは静かな方だと思っている。(乗った感覚ではホンダのN-BOXの方が静かだが…これは昔からそう)
【走行性能】
- カーブの車体の傾きも慣れてくれば気にならない(ホンダのN-BOXよりは)。
- 減速でエンジンオフになる時に、駆動力がなくなるのでブレーキが力強く掛かって急ブレーキをしたみたいになることが多い。他の方はどうしているのだろうか。
- 変速時のショックはほとんど感じませんね。
- 雪道では地面を掴む力が弱い様に感じる。(関連記事:ワゴンRスティングレーの雪道の走行は燃費が良いのかもしれないが、雪道を走りづらいのではないか)
【乗り心地】
- 夏用のタイヤはやはりあまり乗り心地が良くないと思います。(関連記事:スズキ ワゴンRスティングレーTの夏タイヤは硬すぎる?)
- ロードノイズは結構感じますが、軽自動車として仕方がない部分もあるのでこんなものかと。
【燃費】
- 概ね満足。4WDのターボ車ですが、十分です。(一応、カタログスペックだとJC08モードで25.2km/L)(関連記事:スズキ ワゴンRスティングレーT 4WDの冬期間の燃費(@1200km実走))
【価格】
- 少し高いと思いますが、こんなものではないでしょうか。スティングレーだし、4WDだし。
【総評】
- 非常にお薦めできる車種。
- やはり軽自動車のワゴン系はターボが良いと思う。特に新潟県のように山が多いところでは。アクセルを踏んだだけ加速するのは運転で疲れなくて良いですね。
参考になりましたでしょうか?
それでは、よいワゴンRライフを!
●余談:8月25日に登場する新しいワゴンRについて
『まさかのハイブリッドだったら結構ショックですよ。』とかさっき書きましたが、検索したらハイブリッドみたいですね…。まぁ確かに新しいワゴンRの顔に「青」を使っているからそんな感じを受けましたけどね。
結構詳しい情報を書かれているサイトがあったので紹介すると、いわゆるセレナのS-ハイブリッドと同じ感じらしい。エンジンの始動が静かなことは良いことだ。
注目のスズキのISGと呼ばれるマイルドハイブリッドシステム。エネチャージの発展版としてセレナのスマートシンプルハイブリッドと似た機構を持ったものとなる。今回、ハイブリッドはセレナと同様にモーター+ベルトでエンジンを始動させるため、セルモーターは搭載されていない。つまり、アイドリングストップをしても、その他のハイブリッドと同じようにエンジンの始動が静かでスムーズになるということだろう。バッテリーはリチウムイオン。従来通り助手席下に設置。容量はハイブリッド用にアップされるので、あの黒い箱がちょっと大きくなる。
CS T スズキワゴンRハイブリッド 追記 | CS TIMES
セレナのS-ハイブリッドも「ハイブリッドって言って良いの?」と思いましたが、ワゴンRも同じようなものでハイブリッドとどこまで言うのかが気になりますね。上記サイトには、あまりハイブリッドと強調しなくなったとの記述がありますが…。
- CS C ワゴンRがハイブリッドと名乗らない補足(CS TIMES)