今日、Podcastのランキングページというものがあることを知って、そのランキングで高山ゆかりさんの『「話し方」のハナシ』というPodcastを見つけて早速聞いてみました。
最近の6回の番組(Vol.160~165)は「インタビューのコツ」に関してのテーマでした。私自身インタビューをすることはあまりありませんが、誰かとお話するときなどで参考になるお話を聞くことができました。
インタビューは「相手へのおもてなし」「インタビューを自分が楽しむ」「インタビューはお互いにやりとりを行う双方向のコミュニケーション」といったことを学べて今後に活かそうと思いました。
(あと番組の中でチラッと触れていた阿川佐和子の『聞く力』も途中までしか読んでなかったから読まないと…)
おたよりはメールやフォームではなく
さて、高山ゆかりさんのPodcastの番組ですが、エンディングで「ご意見・ご質問・感想はLINEオフィシャルアカウントで…IDは●●●●●●●●」という部分があって、ちょっとおもしろいなぁと思いました。
注:【LINEオフィシャルアカウントについて】最近までLINE公式アカウントのアプリ名はなぜか「LINE Official Account」という英語名でしたが、公式ページでは「LINE公式アカウント」が正式名称
「ご意見・ご質問・感想」の送り方は「メールで…」とか「公式ページのフォームで」といったものがあります。ラジオ番組なんかでもこういったパターンが多いですよね。
でも「LINE公式アカウントで」というのは聞いたことがなくて、ちょっと驚きました。驚いているのは古い人間だからかもしれませんけど、国内月間アクティブユーザー数が8800万人のメディアで、メール並みに誰しも使っているメディアだということなのでしょうね。
LINEはメールより便利な機能が多い
LINEの場合、キャリアメールのようにPCから返信したときに届かないといったこともないですし、LINEアカウント同士のやり取りであればメールアドレスのおぼえ間違い・入力し間違いによるメールの不達問題も発生しません。きちんとつながるというのはお互いメリットがありますね。(ECではこれらのメール不達問題で結構悩まされています……)
LINEも個人アカウントではなく「LINE公式アカウント」というところも色々な面で便利です。
格安SIM業者によっては、LINEの個人IDは検索できませんが、LINE公式アカウントなら検索できます。
LINEの個人アカウントだと特に女性だと知り合い以外とつながることに対して嫌悪を感じる場合もあるかと思いますが、LINE公式アカウントという別のアカウントを立てることで安心を得られるというメリットもあります。
コミュニケーション面で、やりとりが簡単になるメリットもありますが、LINE公式アカウントはメッセージ配信という「友だちに一斉に情報を配信する仕組み」があり、メルマガ的に使ったり、特定の属性の方にだけ配信したりもできるので、効果的なメッセージ配信ができます。
講師やセミナーをされている方はお知らせとして便利に使えそうですよね。
メールだとBCCに入れて…とか面倒だし、TOやCCに入れてしまって情報漏洩した事故もたまに見ますよね。そうした心配もLINE公式アカウントにはありません。
※LINE公式アカウントのメッセージ配信は「フリープラン」だと1000通/月まで。1対1のチャットは無制限。
コミュニケーションのツールは何が良い?
何かの折りにつながった人たちとコミュニケーションをするためのツールとしてLINE公式アカウントは、コミュニケーションを円滑に取るためのツールがシステム側で用意されている部分が優れています。
TwitterやInstagramの投稿やDMの方がコミュニケーションを取りやすいというのであれば、それも間違いではありません。目の前にいるお客様・ユーザーがストレスなく(フリクションなく)コミュニケーションができれば、どんなメディア・ツールでも良いでしょう。
大事なのは、つながった人たちと継続的なコミュニケーションを行っていくことです。
今回、高山ゆかりさんのPodcastの番組を聞いて気づいた点は、ユーザーがアクセスしやすい手段は時代で変わっていくものということでした。
(一応補足しておくと、高山ゆかりさんは企業などのお仕事のコミュニケーション用にメールアドレスも公開しています。企業とのコミュニケーションでは、「今は」個人LINEアカウントを使わないですからね。今後は変わっていくかもしれないですが……)
もし、お問い合わせ用として何も考えずにメールフォームを設置しているのであれば、お客様・ユーザーとのコミュニケーションのメディア・ツールをもう一度考えて直してみてはいかがでしょうか。
それでは、よいコミュニケーションを。