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新聞に掲載されている広告を見ていたらおもしろい通販がありました。
おもしろい部分は商品ではなく支払い方法です。それがこちら。
「年金支給月振込」「年金支給月分割」
明確にシニア向けの商品というわけではないのですが、新聞の広告を見て通販をする人はシニアと割り切ってもいいのかもしれませんね。
「年金支給月振込」ということは2カ月に1回のタイミングなので、後払いなのかな?と広告の上の方を見てみると、後払いみたいですね。(クレジットカード払いも小さな字で対応しているので、クレジットカード払いだけは先払いなのかも)
支払い方法のネーミングで安心感を
「年金支給月振込」「年金支給月分割」のうまいところはネーミングです。
「振込用紙一括」「分割」では振込期限までにお金はキチンと用意できるだろうかと心配になります。
これに対して「年金支給月振込」「年金支給月分割」の場合、年金支給月には(金額はともかく)お金が必ずあるという年金受給者が安心できる心理をうまく突いているなと感じました。
「振込用紙一括」「分割」でも支払い期限を2カ月に延ばせば、「年金支給月振込」「年金支給月分割」と実質的に同じ意味になるのですが、言い方を変えることで支払いに対する抵抗感や不安感を軽減できています。
年金支給日の安心感は消費の現場でも反映
実際銀行でも年金支給の日にはATMに人が多く並んでいるのを見ますし、マーケティングの現場でも年金の支給日に合わせたキャンペーンが展開されているようです。
2018年の調査と少し古いですが、年金支給日である偶数月の15日のスーパーの来店客数への影響はかなり大きいようです。
偶数月の15日である年金支給日が、個人消費の現場で注目されている。 20年で約21兆円も増え今や55兆円規模(2017年度)に膨らんだ年金を取り込もうと企業も動く。 日本経済新聞がスーパーの店舗あたり来店客数と販売金額を調べたところ、18年は全国の10地域全てで年金支給日が給料日を上回った。
決戦は年金支給日 スーパー客数・販売額、給料日超え - 日本経済新聞
イオンでも55歳以上を対象とした15日限定の5%割引になる「G.G感謝デー」キャンペーンを展開しています。これもお金があるタイミングは買い物に対する不安感が少ないからですね。
なお、こちらのキャンペーンが年金支給月である偶数月15日限定ではなく、毎月15日なのはまずは15日にイオンに来店することを記憶してもらうためだと考えられます。
画像出典:毎月15日は「G.G感謝デー」。55歳以上のお客さまがおトク! | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト
シニア向けの通販をされている方は、入金までの期間が長くなる可能性が高くなりますが、支払い方法に「年金支給月振込」「年金支給月分割」を検討されてみては?
それでは。