PayPayをマネーフォワード MEの入出金の履歴に連携させる方法


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概要 ▶ PayPayをMoneyForward MEの入出金の履歴に自動的に反映させるには、PayPay残高払いでの支払いではなく、登録したクレジットカードで払うようにすればできます
PayPayをマネーフォワード MEの入出金の履歴に連携させる方法

みなさんは、QRコード決済のPayPay(ペイペイ)を使っていますか?

最近は結構あちこちでPayPayが使えるようになって使い所が増えていますよね。私が利用している自動車整備工場でもPayPayが使えるので、使っています。


昨年から続いていたPayPayやほかのQRコード決済の「●●%還元!」みたいな派手な顧客獲得キャンペーンは、2019年12月現在、段々少なくなってきて、いわば普通の状態に戻ってきているように感じます。

PayPayの最初の「100億円還元キャンペーン」が2018年12月ですから、もう1年が経ったのですね。月日が流れるのは早い。

2018年12月のペイペイ100億円還元最終日は471万人がアプリを起動――。調査会社のヴァリューズ(東京・港)は、スマートフォン(スマホ)決済サービスのペイペイ(同・千代田)の利用動向を推計した。期間中にペイペイは489万人の新規ユーザーを獲得しており、キャンペーンは認知度向上につながった。

ペイペイ100億円還元第1弾、新規489万人 民間調べ(日本経済新聞)


※ここではバーコードを使用したスマホ決済もQRコード決済と書いています

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PayPayのQRコード決済利用シェアは1位

度重なる大規模な顧客獲得キャンペーンと利用できる店の営業開拓活動によって、PayPayは利用率も高くなっているようで、株式会社インフキュリオン・グループの2019年10月の調査によると、QRコード決済で最も利用されているのはPayPayで、2位のLINE Payの倍近い利用率になっています。

画像出典:増税後のQRコード決済利用率が3倍に拡大。最も利用されているアプリはPayPay(株式会社インフキュリオン・グループ)


ユーザー数も2019年11月に2000万人を超えて、スマホユーザーのかなりの数に浸透してきています。スマホユーザーはニールセンの調べによると2018年10月~12月期でおよそ7000万人ですので、スマホユーザーの3.5人に1人はPayPayのユーザーです。これはすごい普及率ですよね。

ソフトバンクグループ株式会社とソフトバンク株式会社、ならびにヤフー株式会社の3社が共同出資するPayPay株式会社は、2019年11月17日にスマートフォン決済サービス「PayPay」の登録ユーザー数(※1)が2,000万人を突破したことをお知らせいたします。また、「PayPay」が利用できる加盟店数は170万カ所以上(※2)を突破し、登録ユーザーと加盟店の増加に比例して決済回数が増加したことで、サービス開始からの累計決済回数は3億回(※3)を突破しました。

「PayPay」、登録ユーザー数が2,000万人を突破! - プレスリリース


私は楽天経済圏にいるので、できれば楽天Payを使いたいのですが、使える場所が少ないのが難点です…。電子マネーの楽天Edyが使える場所は自動販売機を含めかなりの数ありますけどね。


PayPayはマネーフォワード MEの口座にない

そんなQRコード決済のシェアも高いPayPayですが、ひとつ大きな問題点があります。


それはマネーフォワード MEの「口座」(金融機関)の中にPayPayがないことです。


マネーフォワード MEは「口座」を登録しておくと、入出金が自動で記録されて家計簿などが自動で作成される便利なアプリです。

画像出典:マネーフォワード ME


マネーフォワード MEに登録できる「口座」は、銀行口座がありますし(第四銀行もあるよ!)、各社クレジットカード、電子マネーのEdy、Suica、QRコード決済のLINE Payなどもあります。

これらの「口座」を登録しておくことで、口座の残高もわかりますし、自分がどのくらいお金を使ったのか、入金があったのかなどがわかります。自分の資産がどのように増えているか・減っているか、月のお金の使い方はどうかなどが見える化されることで、お金に対して敏感になることができます。

この「口座」にPayPayがないため、PayPayで使用した金額がマネーフォワード MEに反映されないので、PayPayで使用した金額やお店をレシートなどから入力しなければいけないのです…。

せっかくQRコード決済で支払いが簡単になっても使用金額の入力が人力では、使いたくなくなりますよね…。実際私はそうでした。


マネーフォワード MEの公式アカウントでもこんなツイートが…。


PayPay側では、現在熾烈なシェア争いの段階であって、マネーフォワード MEなどの外部アプリに対応する段階ではないのでしょうね。


という状態で、なんとか入出金が自動反映される方法を考えた結果が次のとおりです。

PayPay残高払いではなく、登録したクレジットカード払いにする

PayPayはPayPayへ銀行口座やコンビニATMからチャージしてから支払いに使うPayPay残高払いがあります。ほとんどの方はこの使い方をされていると思います。

実は、クレジットカードを登録して、そちらから支払うこともできるのです。ご存じでしたか?

画像出典:PayPayの支払い方法について(PayPay)


PayPayのQRコード・バーコードが掲載されている画面の下の方に「支払い方法」があり、ここは普段は「PayPay残高」に設定されている方が多いと思いますが、PayPayにクレジットカードの登録をしておくと、「クレジットカード」が選択できます。


この状態でPayPayを使用すると、PayPay残高からは支払われず、クレジットカードの方から支払われます。

クレジットカードのQRコード決済化ですね。スマホにクレジットカードが入ったみたいですね!


クレジットカードの方から支払われるので当然……クレジットカードの明細にもPayPayでの支払いが記録されます。


楽天カードの「カード利用お知らせメール」にもきちんと記録されていました。

さらにPayPayで使った分が楽天のポイント1%分ついています。(※2019年11月現在)


クレジットカードの明細に記録されているので、マネーフォワード MEにも自動的に内容が記録されます。家計簿の記録も簡単になりますね!

やったね!


PayPayをクレジットカード払いにした場合のデメリット

とはいえPayPayをクレジットカード払いにした場合のデメリットは3つあります。

  • クレジットカードの明細に記載される文字数が少ない
  • PayPayボーナスが付かない

クレジットカードの明細に記載される文字数が少ない?

マネーフォワード MEに自動的にPayPayの支払いが反映されるようになることは良いのですが、カードの明細に記録される文字数が少ないので、後で見てもどこで使ったのかがわかりづらい場合があります。

「ペイペイ*ダイソー」「ペイペイ*サルーン」であればわかりますが、「ペイペイ*ユウゲンガイシャ」ではどこの会社だよ!となりますよね……(^_^;)。

たぶんこれはPayPay側のシステムの問題なので、改善されるかもしれませんし、改善されないかもしれません……。

また、これは最初だけかもしれませんが、自動仕分けが全然効かなくて、マネーフォワード ME上では分類が「不明」になってしまうのも、ちょっと面倒ですね。


PayPayボーナスが付かない

クレジットカードを使用した場合は、ヤフーカードを使用しない限りPayPayの支払いではPayPayボーナスが付きません。

ヤフーカードを使用した場合は1.5%のPayPayボーナスが付与されます。

画像出典:PayPayの支払い方法について(PayPay)


これはヤフーカードを使えば解決する問題ですが、とりあえず私は楽天カードでなるべくまとめたいので、1.5%のPayPayボーナスより、1%の楽天ポイントが付いていればいいかな……という感じで、PayPay+楽天カードという形で使用しています。



いかがでしたか。

PayPayで正式にマネーフォワード MEへの口座登録ができればよいのですが、現状はクレジットカードを経由することでマネーフォワード MEへの入出金の履歴を記録することになります。

家計簿を簡単に付けて、自分のお金をどんどん見える化していきましょう!

それではよい、PayPayライフを。

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