【STORES】Google アナリティクスのクロスドメイントラッキング設定ではAmazon Pay・楽天ペイ・キャリア決済に注意


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概要 ▶ STORESでAmazon Pay・楽天ペイ・キャリア決済を支払い方法を設定してGoogle アナリティクスのクロスドメイントラッキングをしている場合は「参照元除外リスト」の設定が必要です
【STORES】Google アナリティクスのクロスドメイントラッキング設定ではAmazon Pay・楽天ペイ・キャリア決済に注意

最近STORESでオンラインショップ構築をしています。登録すれば無料でオンラインショップが簡単に構築できて便利です。サインアップすればすぐに始めることができ、気軽に試せるのが良いですね。


複数ドメインでサイト運営をしている時はクロスドメインの設定を行う

さて、STORES EC(ストアーズ)でオンラインショップを制作するときに、STORES以外にサイトがある場合(例えば自社ドメインのコンセプト説明ページとSTORESサイトなど)、Google アナリティクスのクロスドメイントラッキングの設定を行い、ウェブ解析を行います。


クロスドメイントラッキングを行うことで、訪問者の複数のサイトの動きなどを確認することができます。例えばSNSから自社ドメインのコンセプト説明ページに訪問して、STORESのサイトに移動して商品を購入した場合でも、訪問者の購入(コンバージョン)の理由がSNSと判定することができます。



クロスドメイントラッキングではGoogle アナリティクスで「参照元除外リストにドメインを追加する」ことが必要です。この設定にドメイン名を設定することで、ドメイン間で移動しても、外部のサイトとして扱いません(=referralとして扱わない)。

逆に設定していないと、ドメイン間で移動した場合に他のサイトから来たことになってしまい、本当はどこから来たのかがわからなくなってしまいます。Twitterから来たのか、LINEから来たのか、検索から来たのかがわからないと施策の効果検証もできませんからね。


STORESのヘルプページでは以下のように書いてあります。

参照元除外リストにドメインを追加する

※詳細や最新情報は、公式ドキュメントの「参照元除外リストにドメインを追加する」を参照ください

Googleアナリティクスの計測で利用している プロパティ の トラッキング情報 > 除外参照リスト に 外部サイトドメイン、xxx.storesjpドメイン、STORESの独自ドメイン を追加します。

【Googleアナリティクス】クロスドメイントラッキングに対応していますか? – よくある質問|STORES


しかし、STORESの利用状況によっては、この設定だけでは足りない場合があります。

「参照元/メディア」の情報が不適切な例

実際に問題になった例は以下の通りです。

「参照元/メディア」の項目の情報が「payments.amazon.co.jp / referral」になっています。「payments.amazon.co.jp」は「Amazon Pay」のサイトです。STORESのサイトにAmazon Payのサイトからリンクされているのでしょうか?

STORESでは支払い方法のひとつに「Amazon Pay」を設定することができます。

「Amazon Pay」ではAmazonに登録してある情報を元に配送先や支払い方法を簡単に安全に入力できる仕組みです。

このAmazon Payの支払いをする際に、一旦Amazon Payのサイトに移動してSTORESのサイトに戻ってくるので、「参照元/メディア」に「payments.amazon.co.jp / referral」と記録されたと考えられます。


参照元をAmazon Payにしないための設定

このためAmazon Payを使用している際は「参照元除外リスト」の設定に「payments.amazon.co.jp」を追加します。これだけです。


参照元を楽天ペイにしないための設定

(2021/01/22追記)

楽天ペイを使用している際は「参照元除外リスト」の設定に「my.checkout.rakuten.co.jp」を追加します。


参照元をGMOペイメントゲートウェイにしないための設定

(2021/01/22追記)

キャリア決済(スマホの料金と同時に引き落としする決済)はGMOペイメントゲートウェイのサービスを使用しているようです。

キャリア決済を使用している際は「参照元除外リスト」の設定に「mul-pay.jp」または「pt01.mul-pay.jp」を追加します。


これらのことは公式のヘルプには記載されていないので、注意が必要ですね。

それでは、よいECサイト構築を。


これは他のCMSでPayPalでの支払いを実装したときにも同じ現象に遭遇したことがあります。カートの支払い方法でPayPalを選択して進むとPayPalのサイトへ移動して、そこで支払い情報を入力して戻ってくると、「参照元/メディア」に「paypal.com / referral」と記録されていたことがありました。この際は「参照元除外リスト」の設定に「paypal.com」を設定して解消しました。


STORESで今回構築したサイト

というわけで、会社でSTORESを使って構築したサイトはこちらのサイト。

グラシンペーパーのアイテム販売をしているオンラインショップです。


よろしくどうぞ。

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