新型コロナで重症化の目安となるといわれていて、少しだけ気になっていた血中酸素飽和度(SpO2)の計測。
医療機器を取り扱っているメディアスホールディングのページによると、血中酸素飽和度のことについて以下のように書かれています。
肺炎になり肺がダメージを受けると、肺から血液中に酸素が十分に行き渡らず、酸素飽和度が低下します。血中酸素濃度の測定は、新型コロナ患者の病状の判断目安として用いられています。(中略)厚労省の研究班が策定した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」によると、新型コロナウイルス感染症患者の血中酸素飽和度が「96%以上」は軽症、「93%超〜96%未満」は中等症Ⅰ(呼吸不全なし)、「93%以下」は中等症Ⅱ(呼吸不全あり)と評価しています。
コロナの重症化をいち早く察知するパルスオキシメーター | メディアスホールディングス株式会社
数値的には96%以上であれば問題ない数値ということですね。
この数値計測はパルスオキシメーターといって、専用の医療機器があるそうです。
例えばこんなの。8000円くらいですかね。
つい先日パルスオキシメーターを使わなくても、Galaxyのスマホだけで血中酸素飽和度が計測できるのがわかったので紹介します。(ただしオチあり)
パルスオキシメーターとして使うアプリはS Health
「Galaxy 血中酸素飽和度」で検索すると以下のページが出てきます。
いろいろ調べてみると、以前はサムスン標準のS Healthアプリのストレスチェックで確認できたようなのですが、今は測定できなくなってるので、別のアプリが必要になります。
Galaxyスマホで血中酸素飽和度 SpO2 を簡易的に測る方法。|Rydeen|note
ちなみにS HealthはGalaxyのスマホに最初からインストールされているアプリのはずですが、Google Playでダウンロードできますね。
そうなのか~残念……と思ってS Healthを見てみると、血中酸素飽和度を測れるようになっていました!
「「Galaxy Watch3」に血中酸素濃度の測定機能 - ケータイ Watch」の記事を見ると、たぶん、この2021年4月のアップデートで計測できるようになったのだと思います。
早速「測定」をタップして調べてみましょう。
Galaxy S8+の背面のセンサーに指を乗せて計測します。
Galaxy S8+の背面のセンサーはこちらですね。いや~やっぱりGalaxy S8+の背面、なめらかでキレイだわ…
心拍数のチェックと同様の画面がしばらく表示されます。
完了しました! 今回の測定値は97%でした。簡単ですね。
右上の機能の解説によれば、この機能は「医学的な状態を診断」するものではないそうです。医学的な状態を診断するものは医療機器として認可が必要になるので、こうした表示をされているのだと思います。(先述のパルスオキシメーターは認可済みのものです)
調べてみると新しいGalaxyスマホでは……
Galaxy S8シリーズやGalaxy S9シリーズなどでは、こうして血中酸素飽和度が測定できることがわかりました。
最近のGalaxyの最新版はGalaxy S21なので、最近のGalaxyではどうなのかな……と調べてみたら……
Galaxyのフラグシップシリーズでは伝統的となっていた心拍数センサーは、Galaxy Note10シリーズに続いて廃止となった。
Samsung Galaxy S20 - Wikipedia
なんとS20でセンサーが廃止されていました。残念。S10まではセンサーが付いています。
Galaxy Watchで計測しなさいってことなのでしょうか。
いやー最近Xiaomiの「mi Band 5」を買ったばかりだしな……。mi Band 6では血中酸素飽和度の測定ができるというのはわかっていたけど、バッテリーの保ちが悪くなっているそうなので、あえてmi Band 5にしたのに。
ということで、過去のGalaxyスマホで血中酸素飽和度が測定できるというのは事実だけど、最新のGalaxyスマホでは計測機能がなくなっていてできなかったというオチでした。
それでは。