会社の裏にある田んぼの話なのですが、早稲の田んぼがあって、早めに稲刈りが行われます。
気温が段々上がってきているので、気候変動対策の一環でそうした稲を育てているのかなと思っています。
今年の秋はかなり暑い日が続きました。夏が居座っているといった言い方をする方もいました。
そのためか、会社の裏の田んぼの稲が育ちまくっていて、11月に2回目の稲刈りができそうです🌾
写真はこちら。9月、10月の写真ではなく、11月19日撮影です。もう冬のタイミングです😅
早稲の稲と違う通常の田んぼが隣にあるので、それとの比較の写真です。クッキリと色の違いが出ています。
気候変動によって、こうした状況が生まれてくるとなると、これからの新潟の米作りが心配になりますね。
「二期作」といったら社会の授業で西日本で行われていた農法とおぼえた記憶がありますが、これが東北エリアまで当たり前になってくるとしたらちょっと怖いですね。(収量は増えることになるのかな……)
二期作と二毛作の違い
このブログの記事を書いているときに「二期作」も「二毛作」の違いを逆に勘違いしていました。
二期作は同じ作物、二毛作は異なる作物ですね。
同一耕地で、同じ作物、主に稲を年2回栽培・収穫すること。
二期作(にきさく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
同じ耕地で、1年に二度、別種の農作物を栽培すること。一度目を表作、二度目を裏作という。
二毛作(にもうさく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
今回見たパターンは「再生二期作」というらしい
たまたま「二期作」という言葉を調べたら、温暖化に対して「再生二期作」という対応があるといった記事を発見しました。
どうやら、稲刈りを行ったあとの切り株から出てきた茎をそのまま育てて、2回収穫するということのようです。
再生二期作とは、水稲を刈り取った後の切り株から発生する茎を再び育てることで、1回の田植えで2回の収穫を可能とする栽培技術です。懸念される温暖化を逆手にとれる点、1年で約2年分の収量を期待できる点、従来の二期作と異なり「植え直し」が不要な点などを理由に注目されています。
再生二期作とは?注目の理由や品種・品質・肥料について解説 – Re+ │ 地域と楽しむ、挑戦する。新しい農業のカタチをつくるメディア「リプラス」
ところが2023年10月、農研機構が注目すべき技術を発表した。それが「にじのきらめき」の再生二期作だ。
水稲の「再生二期作」は“地球沸騰化”の攻めの解決策 「にじのきらめき」で極多収に成功 | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」
再生二期作(図1)とは、収穫後の切株から発生するひこばえを栽培・収穫する二期作のこと。通常の二期作で必要とされる二期作目の育苗や移植が不要なので生産コストの削減が期待できるうえ、適切な管理を行うことで二期作目の収穫をプラス分として増収を見込むことができる。
これは地球の温暖化を逆手に取ったもので、春の気温上昇で早く稲が植えられ(高温になる前に植えなければいけないという感じな気もしますが)、夏に収穫し、その後、秋にまた収穫するといったもので研究がされているようです。すごいな。植え直し無しで2倍収穫できる。
新津(新潟県)の気温の振り返り(2024年8月~11月)
五泉市の2024年の気温の変化を振り返っておきましょう。
撮影場所は五泉市ですが、気象庁のデータでは新津が一番近い観測地点なので、そちらを見てみます。
2024年8月は最高気温が30℃を下回らない日がほとんどありませんでした(3日)。暑い🥵🥵🥵
画像出典:気象庁|過去の気象データ検索
2024年9月でも前半は最高気温が30℃超えの真夏日も多く、後半でも25℃の夏日がほとんどです。秋はどこに🍂
画像出典:気象庁|過去の気象データ検索
2024年10月は季節的には完全に秋ですが、最高気温が20℃超えの日も多く紅葉(こうよう)も進まなかった印象があります(11月に入ってようやく紅葉が進んだ印象)。
画像出典:気象庁|過去の気象データ検索
2024年11月に入って、ようやく最高気温も落ち着いてきたように見えますが、11月17日に22.4℃という気温を出したりと、秋らしさが微妙な感じです。11月18日以降はぐっと寒くなりましたね🌬️
画像出典:気象庁|過去の気象データ検索