雪道での自動車の安全運転のために実行すべき3つのこと


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概要 ▶ 冬の雪道の運転は他の季節と違います。無料でできる安全運転のためにできる3つのことを紹介。まずは「もらい事故を減らす」「視界不良をなくす」を心掛けましょう。
雪道での自動車の安全運転のために実行すべき3つのこと

新潟もかなりの大雪が降ってきた。本格的な冬到来だ。

雪が降ってきた/積もっている時の自動車での運転で安全運転のために実行すべき3つのことを書いておきたい。

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昼間でもライトを点けろ

雪が降り始めると、とにかく道が見えない、車も見えないということになりがち。

特に田んぼの真ん中にある道は、降り積もった雪に風が加わると、地吹雪になって視界が無くなくこともしばしば。

そんな状況の時は昼間でもライトをぜひ点けて欲しい。


なぜか。

ライトを点けると、テールランプも点く。そのテールランプの赤が真っ白な景色の中では目立つからだ。

昼間ライトを点けることをしない人の言い分はこうだ。

「ライト点けなくても前が見えるでしょ?」

!? 何を言っているのかと。

事故というものは自分が起こすものと、他人が自分に起こすものがあって、いわゆる「もらい事故」を防ぐためにライトを点けるのである。

自分の車がここにいますよ!とアピールせずに、存在を認識してもらわなければ後ろや前から突っこまれても仕方がない。存在がないと思われているのだから。

自分が事故を起こさないようにするのは当然だが、事故を起こされないようにするのも重要だ。



車の屋根の雪もなるべく下ろしておけ

時間がなければ仕方がないが、車を発車する前にはなるべく屋根の雪も下ろしておくことをオススメする。


なぜか。

見栄えの問題ではない。


車の屋根に載っている雪が動かないわけがない。動くのだ。

強めのブレーキやカーブなどで、屋根の雪は移動する。そして、フロントガラスにワイパーでどかせなくなるくらいの大量の雪がなだれ込んできて、前方が見えなくなる。

これではいくら安全運転をしようと思っても無理。

雪が突然落ちてきても慌てないよう、多少面倒でも、屋根の雪は下ろしておこう。



車内はあまり暖かくし過ぎるな

冬は寒い。だから車内は暖かくしたい、そういう気持ちは分かる。

しかし暖かくし過ぎると、フロントガラスが曇りやすくなるのでは。

車内の温度を少し下げるだけで、曇りが軽減される。



なぜか。

外気と車内の温度差を小さくすることで、結露する量(=曇る量)を減らせるからだ。


家の窓で結露自体はよく見ていると思う(二重サッシの家庭を除く)。あれも温度差で発生している。


もちろん車内の湿度も下げる方が良い。AC(エアコン)にして除湿しているから大丈夫という方も、試してみると曇りの量が軽減され、より早く曇りがなくなるはずだ。



まとめ

より安全な自動車運転のためにこれらを実行してみてはいかがだろうか?

  • 昼間でもライトを点けろ
  • 車の屋根の雪もなるべく下ろしておけ
  • 車内はあまり暖かくし過ぎるな


どれも無料でできて、難しくははないはずだ


それでは、よいドライブライフを。



余談:最近の低燃費なAT車は雪道向けなのか?

低燃費なAT車(いわゆるオートマ)はエンジンの回転数を極力下げるようなシフトチェンジを行う。

つまり晴れの道だろうが、雪道だろうがギアが高くなっていることが多い。これで安全運転ができるのだろうか?

エンジンの回転数が低いということは、出力を調整できる幅も当然小さくなる。微妙なコントロールが難しくなるのだ。

雪道ではこれは致命的では?

よく皆さん運転できているなぁと感心する。

私のワゴンR スティングレーはMTモードもあるし、パドルシフトである程度は意志を持ったシフトチェンジが可能ので…。念のため。

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