Google+より。
確かにこれは長生きするために何を食べたら良いのか分からないですな(笑)。肉は食べた方が良いのか悪いのか。
食って良いのか悪いのか。
肉を食べた方が良いか悪いかはともかく、この中でほとんど同じ内容ではないかなと思えるものが、藤田紘一郎さんの「50歳からは「炭水化物」をやめなさい。 ~「病まない」、「ボケない」、「老いない」体をつくる腸健康法~」(大和書房)と「50歳からは肉を食べ始めなさい」(フォレスト出版)です。
どちらのタイトルがウケるのかは分かりませんが、Amazonの2014年6月7日現在の人気度ランキングでは「50歳からは「炭水化物」をやめなさい。 ~「病まない」、「ボケない」、「老いない」体をつくる腸健康法~」の方が売れているようです。なぜ「炭水化物をやめなさい」という書籍の方が売れているのでしょうか?
これは、仮説ですが、50歳という年齢を考えると、「50歳からは肉を食べ始めなさい」と言われても、肉をとても好きな50代であれば、自分の好きなものが身体に悪くないと思って購入すると思うのですが、人数としてはそんなに多くはないと考えられます。また、好きでも嫌いでもない50代にはこれまでの食事に肉を追加する(もしくは何かと変更する)ことになり、「肉を食事に入れるのはちょっと抵抗があるな…」と思って、手に取りづらいのかもしれません。つまりターゲットとなる人数が少ないのです。
対して、「炭水化物をやめなさい」は普段ご飯(米)を食べていれば確実にターゲットとなります。50代のでは米食がが主流の方も多いでしょう。「いつも食べているものが身体に悪いのか?」と気になります。一度本のタイトルを見た後は毎日の食事でご飯が出てくる度に気になってしまいますよね。
どちらがターゲットとして広いかは想像に難くないと思います。私は50代ではないですが気になります(笑)。
このため、「炭水化物をやめなさい」という書籍の方が売れているのだと考えられます。
画像出典:藤田 紘一郎:作品一覧、著者略歴(Amazon)
Google+の投稿から、書籍のタイトルについて考えてみました。
内容は全く同じであったとしても、タイトルによって書籍のターゲットが変わってきます。狙ったターゲットに向けたタイトルを付けることが大事ですね。
これはブログやショップのウェブサイトでも同じですね。
それでは。よい50代ライフを。
50歳からは肉を食べ始めなさい | ||||
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50歳からは「炭水化物」をやめなさい。 ~「病まない」、「ボケない」、「老いない」体をつくる腸健康法~ | ||||
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●余談:同じものを食べるとしても…
ちなみに、右側にある若杉友子さんの書籍「こうして作れば医者はいらない――若杉ばあちゃんの台所」「これを食べれば医者はいらない」(共に祥伝社)はどちらが売れている(人気が高い)と思いますか?
Amazonの2014年6月7日現在の人気度ランキングでは、「これを食べれば」の方が売れています。
理由は様々あると思いますが、私は「こうして作れば」の方が「自分で作らなければいけない感」が強く出ていて、外食が外されている感じが出ており、食事の選択肢が狭まることで少し心理的な難易度が高まっています。「これを食べれば」の方は「自分で作ってもいい」「外食でも気をつければいい」と気軽に食事に向かえる感じが出ているので、食事の選択肢の狭まり方が「こうして作れば」より小さく感じます。
どちらの書籍が買いやすいかは想像できるのはないでしょうか。