ゴールデンウィーク中に長野県まで車で旅行してきました。
旅行のナビゲーションはiPhoneのGoogle Maps(グーグルマップ)アプリです。
- iPhone、iPod touch、iPad 用 Google Maps(iTunes App Store)
Google Mapsアプリを起動しながら走っていて気がついたこと。
今のGoogle Mapsアプリは、長いトンネル内で場所を見失わないということ。
例えば、以下のトンネル内を走行中だとします。普通のアプリであれば、GPS情報が取得できない(つまり衛星からの電波が届かず空が見えない)場合、長いトンネル内を走っていると、GPS信号が見つかりませんという警告が出て、現在地が分からなくなります。
しかし、今回車を走らせていたら、トンネル内にも関わらず、現在地の矢印は進み続け、トンネル内のカーブも正確に表示していました。
以下の画像の位置の時、運転手側からはトンネルが左にカーブしているのが見えていました。位置が正確で驚きました。
もしかしてiPhone 5sの機能でそういう謎の機能が付いているのかと思い、「渋滞ナビ」アプリを使ってみました。(このアプリは渋滞を知るのに凄く便利です。お薦めです。)
- iPhone、iPod touch、iPad 用 渋滞ナビ(iTunes App Store)
すると、長めのトンネル内だと、現在地と方角を見失ってしまいました。残念。(トンネル内で横を向いてしまっている)
●Google Mapsのバージョンアップ履歴を見てみる
iTunesやApp StoreでGoogle Mapsのバージョンアップ履歴が見れるので、見てみましょう。
最近のバージョンアップ履歴を見ても特にトンネル内での動作の改善は書かれていません。
※画面はiTunes
●ナビ機能を起動している時と通常のマップ表示で動作が違う?
YouTubeでGoogle Mapsでナビ機能を起動している時と、通常のマップ表示で動作が違うことを検証されている動画がありました。
この動画の解説では、ナビ機能を起動している時だけ、ジャイロセンサーと加速度センサーを使用して、自分の車の位置がどこにいるのかを予測しているようです。
ナビ作動時は市販のカーナビと同じように移動を維持。さらに、トンネル区間では表示が-夜間モードに自動変更。
一方、Googleマップでナビを起動していない場合は、トンネル区間でGPS信号が-切れると、そこで移動がストップ。トンネル区間を出てGPS信号を感知すると、すぐに-移動。トンネルを出て3秒程度で信号を再受信しています。
ナビゲーション起動時はGPS信号が切れてもジャイロセンサーと加速度センサーで自車-位置を予測していることが分かりました。
【トンネル区間 動作検証】Googleマップ・ナビ Nexus7(2013) オフライン時の動作 - YouTube
ハードウェアに搭載されている機能をキチンと使ってより正確なナビをしようとしているのですね。
●もう安いポータブルカーナビは要らない
この機能はどのくらい前から付いていたのか分かりませんが、iPhone 4sの時にはGPS信号を見失うと、現在位置がわからなくなっていたと思います。また、高架下に入ると、怪しい挙動をしていました。
前回の旅行ではGalaxy Note 3のGoogle Mapsのナビ機能を使ったのですが、(今回iPhone 5sにしたのは気まぐれ)ちょっと記憶していません。トンネル内でも動いていたのかも…。
こうなると、もう安いポータブルカーナビが要らなくなりそうです。実際、昨年、長野と岩手に旅行に行った時もGoogle Maps+渋滞ナビで十分でした。
地図の更新も無料で行われますし、渋滞情報などの機能も充実しています。
まだ地図の更新がされていない古いカーナビを使っている方は、試しにGoogle Mapsを使ってみることをお薦めしますよ。iPhoneやAndroidをダッシュボードに固定するものが無ければ、振動による飛び出しに注意が必要ですが、ドリンクホルダーに突っこんでおいて、使ってみても良いのではないでしょうか。
快適なドライブのために、ぜひ。
それでは、よいドライブライフを。