はてなブックマーク経由で「彼女を褒め続けるとどうなるのか」(razokulover publog)というブログ記事を読みました。
彼女を褒め続けるとどうなったのかはブログ主のまとめだと、
彼女を褒め続けるとどうなるのか - razokulover publog
- 彼女を褒め倒す
- 1週間ほどで化粧品が変わる
- 美容へのさらなる芽生え(パックなど頻繁に)
- 衣服への探求(女性誌が増える)
とのこと。
褒められることで人が変わっていくのはなぜなのでしょうか。
彼女さんは褒められたことで、「人はそういう目で見ているのか」と、他の人からの視点を意識し始めたのだと思います。
彼女側から見て「きれい」「かわいい」「○○が素晴らしい」というのは普段意識していない点なのではないでしょうか。それを彼氏さんが褒めることによって「そこを見えているのか!」と気づきを得たのだと思います。
気づきを得た彼女は更に褒められるにはどうしたら良いのかと考えて、化粧品や美容・衣服への興味が出てきた、と考えられます。
ブログ記事を読んだちょうど同じ日にユーザックシステムの「物流コスト削減ドットコム メールレター」に船井総合研究所 橋本直行さんの「その先の一歩」という記事が掲載されていました(ウェブでも読めます)。
本文ではコメディアンの萩本欽一さんの子供を褒めるときの話として「単純に褒めない方が良い」と書かれていました。
萩本氏は、例えば、「おつかいに行ってくれてありがとう」では、足りないと言います。
「おつかいに、急いで行ってくれてありがとう」が、正解です。
こう言えば、子どもは「次はもっと急いで行ってこよう」と思います。
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つまり「行ってくれた」ことだけでなく、「何か事情があって/思う所があって急いでくれた」ことに対してありがとうということで、子供はただ単に「行く」だけでなく、「急ぐ」ことで更に相手が喜んでくれるということが分かります。これが「急ぐ」ことの意味や重要性を考えるきっかけになる、ということではないでしょうか。
これは子供でなくても同じ。
会 社でも年度末に急遽(きゅうきょ)来てもらった営業さんに「来てくれてありがとう」と声を掛けるのも良いですが、できれば「年度末で忙しいのに来てくれて ありがとう」と言うことで、言われた営業は「忙しいことを理解してくれていて、その忙しさの中で来た」ということで評価してもらったと感じ、次から「忙し くてもできる限りがんばろう」と思ってもらえるのではないでしょうか。
評価される(褒められる)ポイントを明らかにしてもらうことで、次の行動も取り組みやすくなります。
お互いが気持ちよく過ごすために、同じ感謝の気持ちを表すにも、一歩踏み込んで相手がどういう気持ちで行動をしてくれたのかを汲んで表現することが大切だと感じさせてくれた記事でした。
それでは。