【仕事】本当に大切なものの優先度を間違えてはいけない


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概要 ▶ 壊れてしまってからでは遅い。自分にとって本当に大切なものを見失わないようにしよう。

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先日、知り合いと1時間ほど悩みというか愚痴を話されまして、それを聞いて思ったことを書いてみる。(同じような内容はその場で言った)


シチュエーションなどは次の通り。なお、迷惑が掛からないよう多少話を変えています。

知り合いをAさんとします。職場は株式会社Zとします。


●シチュエーション

Aさんが勤務する株式会社Zは県内に数カ所営業所(事務所)があり、転勤が定期的にある会社である。

Aさんは平社員。現在勤めている営業所は、まだ異動で移ってきて日が浅い。


現在の営業所の主要顧客B社は、営業所内で「営業所一体となってBの仕事に取り組もう!」とのかけ声がある。AさんもB社へ営業アタック中。

しかし、なぜかAさんの上司(Aさんの向かいの席に座っている)は、B社への営業に行かない(他の上司は行っている)。

さらに上司はB社の悪口を頻繁に言う。

「B社の担当者って質(たち)が悪い」

「B社は俺の素晴らしい提案を持っていっても聞く耳を持たない。頭がおかしい。」

「B社は三流だから。」


それも営業所内でのかけ声に従って熱意を持って営業をやろうとしているAさんに上司は暇を見つけてはその悪口をAさんに話して、それがやる気を削いでいるのと同時に、かなりイラッとする。

上司を無碍にするのも気が引けるし、悪口に付き合っている。

営業所内の他の社員にも同じようにB社の悪口を言っているらしい(賛同する社員もいるようだ)。


こんなシチュエーション。



●Aさんの希望

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上司がB社を嫌いなのは分かったから、その悪口を言いにくるのを止めて欲しい。不愉快。黙っていて欲しい。

営業所では気持ちよく仕事がしたい。


●Aさんの悩み

相手が上司なので「希望」のようなことを言えない。

上司のB社への悪口も一定時間ガマンすれば、気分が晴れるのか他の所に行くのでガマンすれば良いのか悩む。

今の職場になってから、悪口を聞いているストレスで(比喩表現ではなく)リアルに胃が痛く、体調も悪くなった。退職も少し考えている。



●聞き取り

〈質問〉Aさんの勤務時間中に上司が仕事として直接関わる時間の割合はどのくらいか?

〈回答〉5%くらい。または特別な仕事の時だけ。


〈質問〉上司は特殊能力(すごい営業力とか強力なコネとか)があるのか。

〈回答〉あるような気がするがよくわからない。なんでこの人が上司のランクにいるのか不明。


〈質問〉上司が病気で休んだら業務が停止するくらいの問題が発生するか?

〈回答〉しない。


〈質問〉上司と一緒に仕事をする期間は今後何年くらいか。

〈回答〉あと2年くらい。(どちらかが異動するため)


〈質問〉仕事は続けたいか?

〈回答〉できれば続けたい。


●Aさんへ言ったこと

素直に上司へ悪口が不愉快だとはっきり言うべき。

職場の細かい状況はわからないが、上司はB社が嫌いな人・仲間を探していると考えられる。

不愉快と上司に言わない限り、上司の悪口を肯定していると思われても仕方が無い。上司はAさんをB社嫌いの仲間だと思っているので、いつでも気兼ねなくAさんにB社の悪口を言いに来るのではないか。


●私はこう考えた

「Aさんへ言ったこと」はAさんからすぐに「上司だから言えない」「仕事を手伝ってもらっている」「同じ営業所の仲間だ」などと反論されたが、冷静に時間と関与の割合だけを考えてもらったら、Aさんの仕事とほとんど関わっていない。このことはAさんに理解してもらえた。


Aさんは上司を「いなければならない人」だと考えていたようだが、病欠の場合の聞き取りをしたら、そんなにクリティカルな人ではなかった。このこともAさんに理解してもらえた。


この2点を確かめただけで、かなりAさんの上司への見方が変わったようだ。

私はAさんと上司が95%の時間、関わりを持っていないにもかかわらず、悪口によって95%の時間に悪影響が出ている(士気や体調など)のが非常に不自然に思えた。5%のためになぜ全体を殺されなければならないのかと。


会社だけではなく組織というのは、誰かが抜けた途端に潰れてしまう、破綻してしまうということは「ない」。もしそうだとしたら、それは組織のような体裁をしていた個人商店(自営業)のようなものだ。

誰かが辞めた、病気で休んだといった時は、他の社員がその穴をカバーすべく機動的に動く。それが組織なのではないか。組織の中では「絶対的な存在」などというものは存在しない。


だ から私は「そんなに上司が関与していなく、また、クリティカルな存在でなければ、上司との関係が悪くなっても、95%の時間に影響は出ない。関係が悪く なったところで、一生涯上司と顔を合わせるわけでもないのだから、仕事にクリティカルな影響はない。95%の時間が正常なコンディションになって良い結果 が出るのでは。」とAさんに言った。


上司のために仕事をしているわけではない。Aさんは現在上司の顔を伺いながら仕事をしているようだが、営業所の目的は上司の悪口を聞くことでもないし、B社を貶めることでもない。B社との取引を増進させるのが営業所の目的だ。その目的を忘れた瞬間に優先度がおかしくなってしまう

また、人生の中で上司がどの割合で占めているのかを考えてみると、ほとんど人生の割合は占めてないのに、それによって体調不良や士気減退などになるのもおかしな話だ。どんな人とも八方美人でうまく過ごすことが美徳として、それに縛られ、自分がおかしくなってしまっては、なんのための八方美人なのかワケがわからない。


上司だって同じ組織の社員でしかない。上司を一生、崇め奉るなら別だが、そうでもなければ、自分が壊れてしまう前に、こう考えるべきだろう。

「自分の人生において、上司との関係性がどのくらい重要なのか。本当に上司との関係性がなかったら人生が終わってしまうのか。」



人生に占める割合は大きいものは他にあるはずだ。

本当に大切なものの優先度を間違えてはいけない。



それでは。

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