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仏像まったく興味ないけどこの観音菩薩は何度みてもクールだとおもう 強そう 全知全能っぽそう pic.twitter.com/o6ItcZu5nh
— 驚きのRT (@odorokiRT) 2014, 1月 21
というツイートがTwitterで流れてきて、「おお! 格好が斬新!」って思わず思ったのでリツイートしたけど、アカウントが「○○bot」や「○○したらRT」みたいなアカウント名だったので、画像も何処かから持ってきたんだろうなと思って、出典を調べてみた。
画像の出典はだいたいGoogle画像検索で分かる
Twitterの画像のURLをコピーして、Google画像検索の「画像のURLを貼り付け」で調べます。
画面出典:Google 画像検索
すると出てきました。
どうやらこの観音像は「水月観音像」というみたいです。Googleさんすごい!!
それも、その水月観音像は北鎌倉にありそうな気配…。
下の方の類似の画像には、今回Twitterで流れてきたものと同じ画像があったり。
もうちょっと検索結果を見てみると、どうやら結構前から一部の人達で話題になっていたようで、Tumblrでリブログされたり、ブログで取り上げられたりしているようです。
画像の出典はFlickrだった
そしてTumblrからリブログ元を戻ること数回。
ここが大元の画像なのではないか?というところに辿り着きました。場所はFlickr。
美しい!
なお、もっと大きな画像はFlickrの右側にある「…」をクリックすると「Download / All sizes」というメニューがあるので、こちらをクリックすると出てくる。
画面出典:Guanyin of the Southern Sea(Flickr)
説明文では以下の様に書かれています。
Guanyin of the Southern Sea
Liao (907-1125) or Jin (1115-1234)
DynastyWood with polychrome
The figure and base (except for the right forearm and a small outcropping on the base) were carved from a single tree trunk.
I'm so glad the Chinese temple exhibit is open again--this is one of my favorite rooms in the Nelson.
Guanyin of the Southern Sea | Flickr - Photo Sharing!
よくわからないので、Google翻訳に日本語訳してもらいます。
南の海の観音
遼(907-1125)またはジン(1115-1234)の時代
多色木材
図(右前腕とベースの小さな露頭を除く)ベースは、単一の木の幹から切り分けた。
私は中国の寺院の展示が再び開かれてうれしい - これはネルソンの私のお気に入りの部屋の一つである。
ジンって書いてありますが、「金」の時代ですね。
日本の仏像・観音像でも、見かける1本の幹から作られた観音像のようです。
ネルソンってなんだ?と思ってもう少し調べてみると、以下のページで「アメリカのネルソン・アトキンズ美術館」のことだと解説されていました。
サイズも2.4m×1.6mということで、想像より大きい。
日本語の情報がほぼ無くて、しかたなく画像についてた「Guanyin of the Southern Sea」でググったら、チョロチョロと情報が出てきたんだけど、アメリカのネルソン・アトキンズ美術館が所蔵している中国の水月観音像みたい。
中国の遼時代(907から1125)または晋王朝時代(1115年から1234年)に作られた木像(241.3 X 165.1センチメートル)の仏像らしい。
今度いつ飲む? : 水月観音像
ネルソン・アトキンズ美術館の公式ページはこちら。
水月観音とは何か
水月観音とは何なのかを調べてみると、水辺に坐って月を眺めている観音だそうで、ゆったりと落ち着いた印象を持つ観音様のようです。
三十三観音の一。補陀落山(ふだらくせん)の水辺の岩上に座し、水面の月を眺めている姿の観音。
すいげつかんのん【水月観音】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
また「水月観音像」で画像検索すると、色々と仏像やらTシャツやら出てきて、あの足を前に出すスタイルが水月観音像の標準スタイルだと分かります。
日本の鎌倉にある松岡山東慶寺は予約が必要のようですが、水月観音像が見られるので、興味がある方は行ってみてはいかがでしょうか。
画面出典:水月観音像(Google 検索)
それでは。