佐村河内守「交響曲第1番 HIROSHIMA」を聞いた感想


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概要 ▶ 2013年3月31日のNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」に出演されていた佐村河内守さんのCD「交響曲第一番 HIROSHIMA」を聞いた感想。
2013年3月31日のNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」を見て、その場で佐村河内守さんのCD「交響曲第一番 HIROSHIMA」を注文しておいたんだけど、なかなか一気に聞く時間が取れずに後回しに。

20130415-佐村河内守-交響曲第一番HIROSHIMA-01
出典:佐村河内守:交響曲第1番 HIROSHIMA


この週末で一気に聞く時間を取ったので簡単なレビューを。
(とはいえ曲だけをじっくり聞いていたわけではないですが…)


その前にNHKスペシャルから佐村河内守さんと「交響曲第1番 HIROSHIMA」についての紹介。
“現代のベートーベン”と呼ばれる日本人がいる。佐村河内守(サムラゴウチ マモル)、49歳。14年前に原因不明の病で両耳の聴力を失いながら、クラシック作品の中で最も困難とされる交響曲を書き上げた。現存作曲家の交響曲が演奏される事がほとんどない中、彼の「交響曲第一番“HIROSHIMA”」は、広島、東京、京都、大阪など5回も演奏されただけでなく、一昨年発売されたCDは、音楽チャートでTOP10入りを果たしJ-POPと上位を競うなど、“偉業”とも言える空前のヒットを記録した。
NHKスペシャル|魂の旋律~音を失った作曲家~

ライナーノートを読むと第一楽章は「運命」、第二楽章は「絶望」、第三楽章は「希望」だそうです。

さて、深夜に作業をしながら2回ざっくり聞いた感じでは次の印象を受けました。
(1周80分もあるのね…)

第一楽章では、古典的な音の動きが感じられます。オーソドックスな作りに感じました。


第二楽章では、現在の曲によく見られる音の動きを感じられます。
この楽章は生粋のクラッシック音楽ファンには受け入れづらいのではないかと思いました。
吹奏楽をしたことがある人などはどこかで聞いたことのある雰囲気なので受け入れやすい楽章だと感じました。
第二楽章の後半は古典的な音の動きに戻っていきます。


第三楽章は結構後半にならないと、希望的なフレーズに辿り着かないので、ライナーノートを読んで「第三楽章は希望だ」と思っていると、出だしからの重さに負けてしまうかもしれません。混乱が続いたままではないか、と。
第三楽章後半の希望的なフレーズのところは「何かこれどこかで聞いたフレーズな気がするな…」というのが正直な感想。次の音を聞く前に音を想像できてしまう感覚。
しかし、それが典型的な、スタンダードな流れともいえる受け入れられやすいフレーズになっていて、大きな安堵感を受けました。


また、最後の締めくくりでは、ライブコンサートのような高揚感を感じる事ができ、演奏者の緊張感が伝わってきました。


佐村河内守さんの全ての聴力が無い状態での作曲は想像を絶しますが、この曲の最後には喜びにも似た感覚を感じることができます。
佐村河内守さんは暗闇の中から光を見出すことを伝えたいのではと感じました。


それでは。


佐村河内守:交響曲第1番 HIROSHIMA

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