概要 ▶ 9月2日に新潟プレゼン研究会のプレゼンターとして参加してきました。今回、私は「10分でわかるデザインの基本」というタイトルでプレゼンを行いました。デザインというものはセンスではなく、正しく情報を設計することで伝えたい相手に伝わるようになる。デザインの基本となるポイントは4つということでお話ししました。当日使ったプレゼンの資料はこちら。 10分でわかるデザインの基本 from 笹川 純一 デザイン
9月2日に新潟プレゼン研究会のプレゼンターとして参加してきました。
今回、私は「10分でわかるデザインの基本」というタイトルでプレゼンを行いました。
デザインというものはセンスではなく、正しく情報を設計することで伝えたい相手に伝わるようになる。
デザインの基本となるポイントは4つということでお話ししました。
当日使ったプレゼンの資料はこちら。
10分でわかるデザインの基本 from 笹川 純一
デザインの基本となる4つのポイントは
- まとまり
- 並び
- 繰り返し
- コントラスト
文字や図形を配置する際、もしくは文字や図形の大きさや色を決定する際に、これらの4つの項目を意識することで、伝えたい相手に対して配置・大きさ・色からも情報の意味を伝えることができるというものです。
Twitterのタイムラインより
当日のTwitterでの私のプレゼンテーションへのご意見・実況はこんな感じでした。発表後に書いてもらう付箋より
新潟プレゼン研究会ではプレゼンテーションの発表後に「良かった点」を聞いている方全員に付箋に書いてもらうのですが、こんなことを書いて頂きました。デザイン≠センス
=コミュニケーション
参考になりました。
スライドはシンプルでわかりやすかったです
シンプルでわかりやすかった。
ひとつひとつに場所、大きさ、色など意見があるのだなぁと。
面白かったです。
スライドも美しく見やすかったです。
話もわかりやすかったです。
具体的な事例があり非常に参考になりました。
個人的にはコントラストの項目、センタリングの話、デザイン=コミュニケーション
無駄なものが無いプレゼンで
訴えるものが100%伝わるようで教育の場にも使えそうです
はじめに「皆さんに関係ある話」というひと言で集中が高まった
具体的で良くわかった
2色だけでもきちんと際がわかり伝えるときに軸があると
こんな風にできるんだと勉強になりました
シンプルで良かった
炎上とか(笑)
聞きやすい、見やすい、入り込んでくるプレゼンでした。
さすがです!
目に見せるプレゼンでした。
色々なところでプレゼン慣れしていると感じた発表でした。
勇気をもらいました。
話の流れに即したスライドですばらしかった。
コンパクトに伝えたいこと事が伝わってきて良かったと思います。
「デザインとは何だ」誰でもできる、誰でも学べるというわかりやすい内容で良かった。
さすがのスムーズさがステキでした。でもやっぱりデザインはセンスだ。
デザインというと、ついセンスのありなしを気にしがちですがちょっとした工夫ですぐに対応できる。
端的ですがわかりやすかった。
基本的な部分をコンパクトにまとめてあってわかりやすかった。
「デザイン≠センス」はいいですね。
画像と話の流れなど良くまとめられてわかりやすかった。
デザイナーは芸術家ではないということかな?
素人にも活用できるアドバイスがとても良かった。
慣れた感じがします。
もう少し新潟の人に実力を知ってもらったらいいと思う(笑)
また、プレゼンテーションが終わった後も質問で、やはりデザインはセンスなのでは? センスでなければデザイナーとは何か?という意見・質問などが出ました。
今回のプレゼンテーションの反省点
今回の反省点はプレゼン資料作成用のソフト(今回はOpenOffice.orgのImpress)のリスト要素だけでデザインの基本4点を説明してしまったこと。何もアレにこだわる必要なはなく、フレーム的なものであっても良かったように思えました。
今回の話は、並びをうまく考えることで文字だけからだけではなく、要素同士の位置関係で更に意味を与えることができるという話なので、意味を既に持っている 文字にすることで、わかりやすさが少し減少したかもしれません。
(逆にとっかかりがなくなるので、わかりづらくなるかもしれないけど)
まとめ・最後に
今回どうしても入れておきたいと思ったフレーズは『これは皆さんに関係があることです』というもの。デザインの話はデザイナーにしか関係ないと思われると、プレゼンを聞かれなくなってしまう恐れがあったのでどうしても入れたかった。
TEDのプレゼンテーションを見ていると、「私が話す内容は皆さんとこんな部分で関わりがあるのですよ」という話し方が良く出てきます。
人は「自分の聞きたい話しか聞かない」ので、「自分には関係ない」と思うと話を聞かなくなってしまうからです。
今回のデザインの基本の話は、「ビジネスのシーンでも使える」ということを表すために、スライドにWord、Excel、PowerPointのアイコンまで入れました。
デザインとは身近なものであることを理解して欲しかったのです。
デザインはセンスではありません。
デザインは設計すること、そしてデザインはコミュニケーションするためのものです。
コミュニケーションをスムーズにするために、何をデザインすればよいか、考えてみませんか?
誰でもできます。そして今すぐに。
それでは、よいデザインワークを。
関連ページの紹介
今回このような機会を与えてくれた「新潟プレゼン研究会」に感謝いたします。新潟プレゼン研究会は誰でも参加できます。よければFacebookページをご覧下さい。
- 新潟プレゼン研究会 (Facebook)
関連書籍のご紹介
実はTwitterで、@no_yaさんから#npsg ノンデザイナーズ・デザインブックの噛み砕いた精髄のようでわかりやすい
― no_yaさん (@no_ya) 9月 2, 2012
とご意見を頂いていましたが、まさにそうです。今回のプレゼンテーションは「ノンデザイナーズ・デザインブック」の最初の章をもう少しビジネスマンにわかりやすく更にそぎ落とした感じのものです。
書籍のタイトルにもありますがデザイナー向けじゃない本なので、めちゃめちゃわかりやすいです。ぜひ書店などでご覧頂ければ。本当にお薦めです!