概要 ▶ 出典:App Store - mixi今回はmixiアプリのダイアログのUIがわかりづらいというお話です。mixiにはTwitterのような機能でmixiボイスというものがあります。このmixiボイスでつぶやきを削除しようと思ってiPhoneアプリで左下のゴミ箱のアイコンをタップしました。みなさんは以下の画像を見てmixiボイスのつぶやきを削除するのはどちらかわかりますか?
今回はmixiアプリのダイアログのUIがわかりづらいというお話です。
mixiにはTwitterのような機能でmixiボイスというものがあります。
このmixiボイスでつぶやきを削除しようと思ってiPhoneアプリで左下のゴミ箱のアイコンをタップしました。
みなさんは以下の画像を見てmixiボイスのつぶやきを削除するのはどちらかわかりますか?
どちらが実行するボタン?
- つぶやきを取り消しますか [キャンセル][取り消す]
私は一瞬戸惑いました。
なぜなら「キャンセル」も「取り消す」も実行しようとしていた作業をやめることだと思っていたからです。
以下のダイアログは共に違和感はないでしょう?
- スキャンしますか [キャンセル][スキャンする]
- スキャンしますか [取り消す][スキャンする]
結局、先ほどのつぶやきの削除のダイアログでは右側の「取り消す」でつぶやきの削除できます。
ただ、そのときに私が判断したのはAppleのMac OS Xでは右側に実行するボタンが来て、左側にキャンセルするボタンが来ると記憶していたので、判断できました。
実はOSで実行するボタンの配置は違う
例えばMac版のIllustratorのPDF保存ダイアログでは以下の様なボタンの並びになっています。右側が実行で、左側がキャンセルになっています。
この並び方はiPhone用のOSのiOSでも同じです。
Windowsだと逆で、左側が実行、右側がキャンセルとなっています。
Windows版のIllustratorのPDF保存ダイアログは以下の様になっており、左側が実行で、右側がキャンセルという並びになっており、同じソフトウェアでもMac版とは配置が逆になっています。
これはどちらが良いというわけではなく、考え方の違いです。
Mac OS Xでは右側が進行方向ということで進む(=実行する)ボタンが右側に、Windowsでは人は左側からボタンを見るので実行するボタンが左側に、といった考え方なのだと思います。
mixiのiPhoneアプリはそもそも言葉の選択が悪かったのでは
今回のmixiボイスのつぶやきの削除のダイアログでは、つぶやきを削除するボタンの名前も悪いと思いますが、それ以前につぶやきの削除に「取り消し」という言葉を使っている時点で既に間違いを起こしやすくなっているのでは…?と思うのです。ゴミ箱のアイコンをタップさせているのですから、表示される言葉は「取り消し」というより「削除」のイメージの方がわかりやすいでしょう。
ちなみにウェブのmixiでつぶやきの削除をしようとすると、以下の様なダイアログが出てきます。
- つぶやきの削除 つぶやきを削除しますか? [削除する][やめる]
こちらは至ってわかりやすいですね。
迷うことはありません。
なぜこのウェブの表記とiPhoneアプリの表記を同じにしなかったのか、疑問に思う所であります。
わざわざ確認のためにポップアップしてくるダイアログの表記や言葉で、逆にユーザーを困惑させないようにUIで使用する言葉やボタンの配置には気をつけたいものですね。
それでは。