概要 ▶ 先日会社の印刷工場に行ってきたら、いつもの印刷とは違うタイプの用紙といつもと違ったインキで印刷のテストをしていた。用紙メーカーさんと一緒に色々相談しながらうまい印刷の方法を探っていたみたいでした。その用紙メーカーさんが持っていた道具でおもしろいモノを発見。↓これ。実は直接対象物に接触させなくても温度を測れるハンディ温度計なんです。温度計?何に使うの?って思ったら、刷版やブランケット胴、インキ壺の温
用紙メーカーさんと一緒に色々相談しながらうまい印刷の方法を探っていたみたいでした。
その用紙メーカーさんが持っていた道具でおもしろいモノを発見。
↓これ。
実は直接対象物に接触させなくても温度を測れるハンディ温度計なんです。
温度計?
何に使うの?って思ったら、刷版やブランケット胴、インキ壺の温度を測ることによって、インキの粘性の加減を知ることができるそうです。刷版の温度なんかは直接測ることはできませんから、こういう離れたものの温度を知るための温度計を使うみたいです。
(ブランケット胴などはこのページの図を見てね)
私は印刷をしている人ではないので会話の内容はよくわからないのですが、メーカーの方が
「刷版の温度が今は23.5℃だったから24℃か…上で25℃くらいにならないとインキがきちんと流れてこないね…湿し水の温度調整で何とかなるかな…」
とかなんとか言っていたのを聞きました。
って0.5℃や1℃でそんなに変わるのかよ!と思ったらどうやら結構変わるそうです。なんだかすっげぇシビアだなぁ。(めんどくせ(笑))
最近の印刷機はスイッチを押すだけで印刷がスタートして、インキ壺の調整もパネルをタッチするだけで調整できるっていう感じに作っているから、そういう(個人的に見れば)アナログちっくな部分はあまりないのかと思いましたが、スタートするまでの調整はなかなか神経を使うものなのですね…。
昨今の原油高でインキや用紙の値上げもかなりありますからね…資材を無駄にしないでなおかつ素早くスタートするのはソフトウェアや機器があれば良いだけではなく、経験も必要なのかなと思いました。