概要 ▶ 会社では全国各地からのお客様からお仕事を頂いている。ここ数年行ってきた地元固定型営業から広域型営業の転換活動の賜物だと思う。お客様の対象を一部の地域に限定するのではなく、全国を相手にすることで被対象者(見込み客)を圧倒的に増やすことができる。(もちろん逆に一部の地域に限定する商売の方法もあるだろうが、商材によるのではないだろうか。) 会社で扱っている商品サービスは印刷であり、編集は(基本的には)
会社で扱っている商品サービスは印刷であり、編集は(基本的には)ないため、発注者とのやりとりが少ない。つまり営業窓口が発注者の元に行ったり来たりが基本的には必要ないので、全国を相手することが可能になっている。
データのやりとりはインターネットという文明の利器があるため問題はない(宅配便もまだまだ非常に多いが)。ただ、田舎の会社のため、通信方式の選択肢がフレッツADSLしかない。光通信であるBフレッツがないため、通信速度が非常に弱いのは残念だ。インターネットを使用した商売は地域は関係ないと言うが、インフラ(基盤整備)には地域という要素は関係がある。非常に厳しい現実だ。(しかし、数年前に比べれば圧倒的に通信速度は向上しているが)
さて、全国を相手にするにあたって、インターネットということを書いたが、いくらインターネットがどうだといっても問い合わせで多く使われる手段は電話である。メールも数多く入ってくるが、電話の数にはかなわない。
電話は「話すだけ」という手軽さが利用頻度を上げているのだろう。この電話に関しては大いに地域が関係してくる。「話すだけ」の電話は手軽さでは随一だろうが、コスト面を考えると電子メールなどと比べると圧倒的にコスト高になってしまう。(※)
お客様が会社にかけてくる電話のコストが高いと、質問・問い合わせをしてこなくなることも考えられる。結果、行き違いが発生し、やり直しなどの作業コストが発生するのでは収益に大きく影響してしまう。
フリーダイヤル(フリーアクセス)は解決方法のひとつだろう。しかし、ここはもっと文明の利器であるインターネットを利用したものを提案すべきだろう。IP電話である。Yahoo!BBユーザーなら「BB Phone」、フレッツのユーザーなら「○○フォン for FLET'S」がそれだ(例:livedoor フォン for FLET'S(livedoor.com))。他にはフュージョン・コミュニケーションズのIP電話(0038.net)や、プロバイダフリーのアイピートークのIP Talk(iptalk.net)、ライブドアのSIPフォン(livedoor.com)などがある。
こうしたものを利用してもらうことで電話のコストをかなり下げることが可能になる。全国どこにかけても3分8円程度であれば、心理的な抵抗もかなり減るのではないだろうか。地域が離れているという心理障壁はこれでかなり抑えられるのではないか。さらに今、会社ではOCNを使用しているが、OCN.Phone(ocn.ne.jp)(いわゆる「○○フォン for FLET'S」と同じ)を採用できれば(PBXなどの関係で難しいかもしれないが…)「○○フォン for FLET'S」との通話は無料である。フリーダイヤルと同じであると同時に、かかってきた側の費用負担もなくなるという両者が得になる最高の解決方法になる。是非、実行したい案件だ。
場所が離れているという意識をどうやったら取り除けるか、今後も考えていこうと思う。
(※)コスト高は簡単に言い過ぎかもしれない。メールでも的を射た的確な質問・問い合わせなら1回のやりとりで終わるのでコストは安くなるが、曖昧な質問・問い合わせでは、回答も曖昧な回答にならざるを得ず、数回のやりとりの後に的確な回答が出る場合がある。この場合は、時間コストを考えればメールがコスト高になる場合もあるのだ。(電話はその場で質問を更に深く突っ込むことができるので時間コストは安くなる傾向があると思う)
#gooのBLOG検索(goo.ne.jp)で「IP電話」で検索したら色々出てくる。おもしろいのでメモ書き程度に明日に続く。