『もっとコスト意識を持て』─「100億円稼ぐ仕事術」を読んで


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概要 ▶  エッジ株式会社(早晩ライブドアに社名変更する)の堀江貴文社長の著作「100億円稼ぐ仕事術」を読みました。 メールを1日5,000通読みます…というのは、かなりインパクトのある話ですが、本を読んでいきますと、その答えがわかっていきます。メールを読むとかそういう前に1日5,000通もメールは受信しませんよ…と思っていたのですが、メールにすべての仕事を集約させていくことで、1日のメール受信量を5,00
 エッジ株式会社(早晩ライブドアに社名変更する)の堀江貴文社長の著作「100億円稼ぐ仕事術」を読みました。

 メールを1日5,000通読みます…というのは、かなりインパクトのある話ですが、本を読んでいきますと、その答えがわかっていきます。メールを読むとかそういう前に1日5,000通もメールは受信しませんよ…と思っていたのですが、メールにすべての仕事を集約させていくことで、1日のメール受信量を5,000 通にしたということです。

 メールにすべてを集約させる?

 (色々な職種で営業の方ならあるかと思いますが)「営業日報」をはじめ、会議の事前の「資料配付」やアイデアの「共有」など、社内の活動をメールに集約していくことはできます。

 メールの特性は「いつでも読める」「相手の時間を束縛しない」「利用率が高い」「残る」など色々なことがあげられるかと思いますが、この堀江社長は、これらの特性をうまく利用し、なおかつメールに集約することでデータの一元管理を可能にしていると言えます。

 なぜメールを使うかは時間コストの意識ではないかと思います。

 電話をすればお互いの時間を合わせなくてはなりませんし、やりとりもその瞬間に行わなくてはなりません。話のないような何科の形で残るわけでもないですし、行った言わないの話になることもあります。電話は直接的なメディアに近いため、こうしたことが起こりますが、メールはそうではありません。

 また社内の会議もアイデアを出すために開く会議ではなく、アイデアはそこでなくても出せるのだから思いついたときにメールという形で表明し、共有化を図ります。会議は事前にアイデアを出し合ったものを集約し、お互いの認識を微調整するために行うことで、無駄な会議の時間を減らすことができます。

 こうしたアイデアは非常に賛同できます。会議の直前まで何を議題とするのかわからないことや他の出席者が議題として持ち込もうとしていることがわからないということでは、議題に対する答えはその瞬間に出すという瞬間芸か、次の会議までにという持ち出しになってしまい時間が無駄になります。そういう経験を私もしたことがあります。

 また情報の共有化は非常に重要なことだと思います。私は交代制の中で仕事をしているのでいつも同じ時間にいるわけではないので、重要なことで「私だけが知っている」は、私がいないときに他の人に迷惑をかけるので、なるべく共有化を図るように心がけています。

 この本の内容は他にも色々ありますが「サラリーマンの意識の中にもっとコスト意識を持ちなさい」というメッセージを強く感じました。結構当たり前なのですが、自分の財布からお金が出ていかないと意識がしづらいものですね。

P.S.

 ふと、 ISOのコンサルタントの人の言葉を思い出しました。「環境ISOでやれ節電だ、ゴミの分別だって大袈裟に言っている方もいますが、自分の家に帰ればそんなことは当たり前でしょう? 人のいない部屋は電気を消すし、冷暖房も消す。ゴミの分別もそうですよね。自然に行えば良いのですよ。」

 コスト意識と同じで家での生活ではできても会社ではできない例と言えるのではないでしょうか。


100億稼ぐ仕事術

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