2013年2月8日に燕三条地場産センターリサーチコアで開催された「利益を生み出すホームページ活用セミナー」の後半のレポートです。
内容に関してはスピーカーが話していた言葉そのままではなく、笹川の解釈や考えたことを加えた書き方をしていますので、スピーカーの本意とずれているかもしれませんがご容赦を。
本意はスピーカーにご確認下さい。
「利益をもたらすユーザー目線のサイト設計と運用」
スピーカー:株式会社スーパーアド 渡辺 正義さん
広告とは…告知すること・差別化を知らせること・顧客満足させるもの
- 告知とはFACT・事実である。
- 差別化はMERIT・比較である。
- 顧客満足はBENEFIT・利益である。
ユーザー・消費者は商品やサービスを購入しているのではない。課題解決を購入している。
サイトの役割には、集客・顧客育成(ロイヤリティの向上)・リアルとの連動(実店舗やイベントなど)がある。
自社の強み・差別化ポイント・顧客の求めているものはなにかという点からサイトの担う役割を考える。
サイト制作で終わりと考えてしまうサイトオーナーがいるのはなぜか。なぜゴールとなってしまいスタートにならないのか。それはサイトの担う役割を間違って設定したり、勘違いしているのかもしれない。
サイトをより効果的に運営するために、PDCAサイクルを回して、改善活動を継続する必要がある。
しかし、PDCAでCheckを属人化して、Actionも属人化してしまってはPDCAの意味が無くなってしまい、根性論・精神論になってしまうので注意をしよう。
例えばこんな風になってしまってはいけない。
「今回の営業が芳しくないのは、営業のAさんの売り上げが悪いからだ。営業のAさんはもっと頑張るように!以上、会議は終わりだ!」
「接客するホームページを育てるためのWordPress基礎講座」
スピーカー:コスギス 小杉 聖さん
先に謝っておきますが、このセッションは実際のセミナーとは説明の順序を大幅に変えてあります。
笹川が理解するため(後で読んでも分かるように)に書き換えているので、その点ご容赦を。
接客するホームページとは?
ホームページには3つの役割がある。
- 集客
- 販促
- 接客
つまり、人を集めて、営業活動で商品・サービスを理解してもらい、ファンになってもらうということ。
接客するにあたって、対象者となる人が何を目的としているのか(何をしたいのか・何をして欲しいのか)を察する必要がある。
ウェブを運用するにあたっては、検索されている言葉で察することができる。
まずは大きな枠で探すことが多い(私見)。
例:三条市で一泊したい→「三条市 ホテル」で検索
検索するワードが多い人は「目的が明確」な人。
つまり目的に合致したサービス・情報を提供できれば成約する可能性が高い。
例:「三条市 旅館 温泉」→三条市でくつろげる宿泊施設を探している? 和の雰囲気を希望?→くつろげる和室の情報を提供できれば成約の可能性アップ
ここから購入・ここのサービスを使用しようと思った人は、その店舗の雰囲気などを調べようとする。
雰囲気を知りたいのだから…文章は説明ではなく右脳に訴えるキャッチーな表現で。視覚情報である写真や動画を効果的に。特に動画は聴覚も同時に刺激できるので効果的。サービスを疑似体験してもらうことで、より親近感や理解度が高まる。
こうしたコンテンツは可能であればサービスを提供する人たち自身で作成した方が良い。
なぜなら、そのサービスを一番よく知っていて、一番情報を持っている人たちだから。
ホームページのコンテンツはサービスを提供している人たち自身で、公開・更新できる方がよりきめ細やかな接客が可能になる。
ホームページの更新や管理は難しい?
今の時代は簡単なシステムがある。今回紹介するのはWordPress。
WordPressはホームページの管理システム(ソフト)。
機能の追加やスマートフォン対応や集客のためのツールも豊富で便利。
最短10分程度で最小限のサイトが完成できるほど簡単。
※新潟にはWordPress BenchというWordPressを使っているユーザーの勉強会・活動があるので、仲間を探すこともできる。
- WordBench新潟(Facebook)
こうしたシステムを使うことで、サービスを提供する人たちが、より情報発信に専念でき、きめ細かい更新ができるようになる。ぜひ活用しよう。
〈メモ1〉ニーズが分からない場合は…
Q&Aサイトを参考にしてみよう。
Q&Aは疑問・問題提起があるので、そこにニーズのヒントがある。
〈メモ2〉ビジネスは何に対して行っている?
人に対してビジネスを行っていることを忘れないようにしよう。
人と人とを繋げることをソーシャルメディアでもメールでもキチンと行うこと。そのための接触ポイントを可能な限り用意しておくことが大事。
メールがやりやすい人も、Facebookがやりやすい人もいる。
そして、リアクションはなるべく早く、そしてその人に個別対応のレスポンスをしよう。
小杉さんからスライドが公開されていたので貼っておきます。
「Googleアナリティクスでみつけるあなたの会社の成功法則」
スピーカー:株式会社環 江尻 俊章さん
江尻さんの話はおもしろく聞いていたのでメモ取り忘れました(笑)。
すみません。さすがcss niteなどで話されているだけあって話し方は洗練されています。
妄想家になろう。
データからお客様の像を想像する力が大事。色んなパターンを想像してみよう。
そのためには人間観察力が大事。
三河屋さんになろう。
察する力は大事。
察して、適切な商品・情報・サービスをきちんとできるようになろう。
売り上げを分解しよう。
大きなまま考えるのではなく、ブレイクダウンすることが重要。(落とし込む)
ブレイクダウンして、売り上げるまでにどのような工程(ビジネスフロー)があるのかを具体的に理解しよう。
「わからない」ことを伝えよう。
聞く力を大事にする。
真実や重要な情報は現場の人が持っていることがある。
わからないことを恥ずかしがらず、聞いてみよう。
※そういやGoogle Analyticsの特製レポートってどこから手に入るんだっけ? 誰か教えて下さい。
〈メモ〉スピーカーとしてうまいなと思った点
来場者の方をしっかり見て話す。
動き回る。
考えてみましょう!とワークをするときも、色々周りにツッコミを入れながら回って、変に静かにならないようにしている。
アンケートで手を挙げさせるときはキチンと来場者へフィードバック。「何割くらいの方が…」
来場者への質問で回答してもらうときは、回答を復唱しながら。(来場者の回答は会場全体には聞こえないからね)
時間が無くても慌ただしくしない。
以上です。
有意義なセミナー、参考になりました。
できれば燕三条エリアの人がこのレポートを読んで参考になれば地元還元ということになり嬉しいです。
あと、プレゼントコーナーで、「初級ウェブ解析士認定試験公式テキスト」が当たりました!
ありがとうございます!!
勉強させていただきます<(_ _)>
※テキストブックは4000円相当のもの。
●今回のイベントページ
- 明日から実践!利益を生み出すホームページ活用セミナー in 燕三条(Facebook)