概要 ▶ ITMediaの「「アキバ」に住んでみたいと思ったとき――アキバは住む街ではないのか (1/2)」という記事を読んでいてフト出てきた文字の話。相変わらずど忘れしてしまうのだが「JR山手線の御徒町駅」は「おかちまち」だ。「徒歩」と書いて「カチより詣で」なんてのは古典の世界で国語科だった私でもはっきり言って「忘れたわ、そんなん」という感じ。(ちなみに『岩波国語辞典』には「カチ」の漢字は「徒」「徒歩」と
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相変わらずど忘れしてしまうのだが「JR山手線の御徒町駅」は「おかちまち」だ。「徒歩」と書いて「カチより詣で」なんてのは古典の世界で国語科だった私でもはっきり言って「忘れたわ、そんなん」という感じ。(ちなみに『岩波国語辞典』には「カチ」の漢字は「徒」「徒歩」ともにあるそうです)
そもそも私は東京在住でもないので「御徒町」なんて名前を忘れてしまうんだな、きっと。
ふと「徒」という字が気になりました。徒は「歩いていくこと」という意味なのですが(他には陸路で行くという意味もある)、文字が「走」なんですよね。『漢字源』(学研)で調べたら左側の行人偏は「行く」という意味、右側の走るという部分は、土+止(足の意味)の文字だそうで、「陸路を一歩一歩あゆむこと」だそうです。
門徒なんかの「人」の意味は「歩いていく兵隊」から派生した意味みたいですね。
徒手空拳の「何も持たない」という意味は「歩兵」は車も馬も持たないという意味からの派生のようです。なんだか連想ゲームですね。
…余談。
しっかしATOKで「おかちまち」を変換したら「歩行町」が出てきたのにはびっくりした。なんだそれ。そういう地名があるのか?…と思ってLivedoor MAPで調べたら3つもありました! いやぁびっくり。
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「字統」に勝る優れた漢和辞典現代中国音の表記に難あり
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▲おお、いつのまにやら2色刷になっていましたよ。漢字源は普通の漢和辞書にあるような偏(へん)と旁(つくり)だけではなく、読みでも調べられますので、結構(というかものすごく)重宝します。漢和辞典なんてどれも同じと思っている人は書店で確かめてみてね。