Windows PCで4Kモニターにしたら世界が変わった話(2ヶ月使った感想)


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概要 ▶ Windows PCのモニター環境をフルHD以下から4KのHi-DPIディスプレイ環境に移行した時のメリット・デメリットなど。
Windows PCで4Kモニターにしたら世界が変わった話(2ヶ月使った感想)

みなさん、Windows PCのモニター(ディスプレイ)はどんなものを使っていますか。



私は12月に自宅のWindows環境のモニターを4Kモニター環境に切り替えました。

2ヶ月ほど、4Kモニター環境を使ってみたので、今までとどう変わったのかをお伝えします。


結論から言えば、4Kモニター環境になっていない方は、さっさと切り替えた方がいいよ!と言うことです。


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今までのモニター環境

さて、今まで使ってきたモニターは何だったかというと、DELLのSP2208WFP(22インチ)です。2008年4月にDELLのデスクトップPCと一緒に買ったものです。

20190211-DELL-SP2208WFP-Monitor-01

画像出典:DELL SPWFP01カタログ(PDF)


このモニターは、解像度は1680×1050ドットのWSXGA+サイズです。今となっては縦横が少ないからフルHD(1920×1080ドット)より残念な仕様ですね。

さらにモニターはグレア(光沢パネル)で結構反射(映り込み)もありましたが、入力端子がHDMI、DVI-D、アナログ D-sub15ピンと3種類搭載されていて、当時はデスクトップPCとXbox 360どちらも接続できたので便利でした(PCはDVI、Xbox 360はHDMI)。


Surface Pro 2からモニターの接続はMini DisplayPortから変換ケーブルを使ってHDMIに変換して繋いでいました。


2008年4月購入からこのDELLのSP2208WFPのモニターを使っていたので、10年間使ったことになりますね。壊れないので何も考えないでずーっと使ってきました。全然壊れていないので、それはそれですごい。



なぜ4Kモニター環境を導入しようと思ったのか

では、なぜモニターが壊れたわけでもないのに、4Kモニター環境に切り替えたのかということですが、PCで行う作業の一部で高解像度なモニターが必要になったためです。



作業というのは、文章の校正作業です。

20190211-校正確認-01

画像:えーまた変更! 13 - No: 109616(写真AC)


ここ2年ほど、ウェブ解析士協会発行のウェブ解析士認定試験公式テキストの校正や編集の一部を担当していますが、その際のドキュメントのやり取りはGoogle ドキュメントとPDFファイルです。


Google ドキュメントではDTPで組版をする前の原稿の確認を、PDFでは組版後の体裁や文章確認を行うのですが、原稿で濁点と半濁点(゛゜)、句点とピリオド(。.)、読点とカンマ(、,)の見分けがすぐに付けられるようにしたかったのと、PDFを精細な画面でチェックしたかったという理由がありました。



入手した4KモニターはLG 24UD58-B

そこで今回4Kモニターを探していて、入手したものはLGエレクトロニクスの24UD58-B。23.8インチのモニターです。前のモニターより2インチ広くなって、一気に4K(3840×2160ピクセル)です。


20190211-LG-4Kモニター-24UD58-B-01

画像出典:24UD58-B | モニター(LGエレクトロニクス・ジャパン)



本体はAmazon…と言いたいところですが、知人から安価に譲ってもらいました。

コネクター端子がTVのようにパネルに対して垂直方向(法線)に出て独特な感じなこと以外は、一般的な感じの4Kモニターなのでしょうかね。

フレームも細めですし、足も細くて、良い感じです。


端子はHDMI×2、DisplayPort×1です。



Surface Pro 2とHDMIで接続したら、いきなり4Kモニター環境になりました。

ケーブルさえ用意できればこんなに簡単に4Kモニター環境に移行できるのね…!



4Kモニター環境の感想

4Kモニター環境になって、まず思ったことは、画面がキレイ! もうこれに尽きます。


すべての文字が鮮明に見えます。なんだこれは…まさに画面がiPadだ!!(笑)


明朝体もかなりキレイに見えるので、思わずWindowsアプリの新明解国語辞典を買ってしまうくらいです。


正直Windowsでもここまで文字がキレイに見えるものかと思い、同時に昔MacTypeとかでなんとかキレイなフォントレンダリングをやろうとしていたのは何だったんだ…と思えました。(最近はWindows 10の大型アップデートがあるたびに挙動怪しいので使っていなかった)



もちろん、校正作業での文字の判定もバッチリできるので、とても快適に、そしてスピーディーになりました。

PDF校正も、この解像感なら問題なく使えるなとも感じました。



Windowsのアプリのアイコンもハッキリ見えるようになったので、判別しやすくなり作業効率がアップしたことも良い点でした。



Windows 10のTwitterアプリ・Facebookアプリなどでは投稿に添付された画像も高解像度で表示されるので、目が良くなったかのような感じすらあります(笑)。高解像度できれいに表示されるので、画像をクリックして拡大表示しなくても済むものも多くなり、効率良く閲覧ができるようになりました。




あとは、16:9になり、今までのDELLのモニターよりも横の幅が大きくなったので、2ウインドウを並べたときに見やすくなったというのがありますね。



残念な点としては、今までのウェブの画像などがぼやけて見えること。

4Kモニターだと、200%での表示になるので画像のピクセルが引き延ばされて表示されているのです。

ああ、最近のMacな人たち(5Kモニターな人とか)からはこんな感じで見えているのか…と思ったりしました。


でも、他に少し問題点があるくらいで、ほとんど問題ありませんでした。



まとめ

4Kモニターを買ってくればほとんどの環境ですぐに4Kの環境に飛び込めます。

スマホやタブレットなどの高解像度のデバイスを使っているなら、ぜひ4Kモニター環境へ飛び込むことをおすすめします。ウェブフォントの見栄えも良くなりますし、情報の精細さから作業の効率化も図れます。


みなさんも、ぜひ一度4Kモニター環境を使ってみてくださいね。

それでは、良いディスプレイライフを。



余談:Webフォントについて

4Kモニター環境(=Hi-DPIモニター環境)になって気になったことがありました。

会社の環境は非Hi-DPIモニター環境なのですが、TypeSquareでWebフォントを使う時は、非Hi-DPI(=Macで言うなら非Retina)モニター環境のChromeブラウザーでもきれいなフォントレンダリングができるように気をつけています。

ただ、ウェブ制作者がみなHi-DPI環境になっていたら、非Hi-DPI環境のChromeブラウザーでフォントレンダリングが汚く見えているのに気がつかなくなるかもしれない。

スマホファーストの時代になってきて、そこまでPCのことを気にすることはない時代になってきたのかもしれないが、すべての分野でPCのことを気にしなくても良いわけではないので、その点は気に留めながら4Kモニターを使っていきたいなと。


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