Googleはモバイルファーストを強力に薦めている証拠かもしれません。
Googleのウェブマスターツールから「モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました」と題した警告とも受け取れるメッセージが届きました。(今見ているこのブログページの話ではないです)
Google のシステムは、貴サイトの 848 ページをテストし、そのうちの 100% に重大なモバイル ユーザビリティ上の問題を検出しました。この 848 ページの問題の影響で、モバイル ユーザーは貴サイトを十分に表示して楽しむことができません。これらのページは Google 検索でモバイル フレンドリーとは見なされないため、スマートフォン ユーザーにはそのように表示、ランク付けされます。
「重大な問題」だそうです。
Googleが提示している「スマートフォンユーザーにはそのように表示」というのは、以下の検索結果の表示の差を意味しているのだと考えられます。
「くすり袋 印刷」で検索した時に「薬袋の吉田印刷所」のページが出てきますが、その検索結果のスニペット部分に「スマホ対応」とグレーで書かれています。その他の検索結果には書かれていません。このような表示の差です。
詳しくは海外SEO情報ブログの以下の2つの記事をお読み下さい。
- Google、モバイル検索の「スマホ対応」ラベルをグローバルで展開(海外SEO情報ブログ)
- スマホ対応ラベルの適用条件・オーソリティの必要性・モバイルUXの問題をGoogleのイリーズ氏が説明(海外SEO情報ブログ)
「ランク付けされます」の意味は、同じく海外SEO情報ブログでは、言葉通りランキングに影響するだろうと考察されています。
将来的には、モバイルフレンドリーの条件がランキングシグナルとして組み込まれる可能性があります。
モバイルのユーザー体験をGoogleがアルゴリズムに組み込むかもしれないと以前から言っていました。
個人的には、実験で終わらず本採用されるだろうと考えています。
ただ「モバイル フレンドリー」なページの評価を上げるのか、それとも「モバイル アンフレンドリー」なページの評価を下げるのか、あるいはその両方なのかは不明です。
Google、スマホ対応のラベルを検索結果に表示。モバイルフレンドリーの条件がランキング要因になる可能性も | 海外SEO情報ブログ
いずれにせよ、モバイルデバイスの普及によって、ウェブサイトにはいつでもでこでもアクセスできるようになりました。タッチポイントが増えた時代に、そのチャンスを活かすも殺すもウェブを管理している人次第です。
スマホからは購入しない様な製品やサービスでも、事前の下調べはユーザーのちょっとした空き時間に行っているかもしれません。ユーザーの立場に立って、どう情報・サービスを提供すべきかを考える必要があるのではないでしょうか?
米国では、スマートフォン所有者の 94% がローカル情報をスマートフォンで検索しています。モバイル検索の 77% は自宅や職場で行われています。パソコンがある可能性が高いこれらの場所でモバイル検索が行われているのは興味深いことです。
お気に入りのスポーツチームに関するブログの作成、劇場のウェブサイトの運営、顧客への商品の販売など、ビジネスの種類を問わずにモバイルは重要となっており、今後もその重要性は変わらないと考えられます。ユーザーがモバイル端末からサイトにアクセスする場合に、優れたエクスペリエンスを確実に提供できるようにする必要があります。
ウェブサイトをモバイル フレンドリーにする理由 - ウェブマスター向けモバイルガイド
●スマホ対応は気をつける6つのポイント
スマートフォン対応サイトの構築について、Googleでは以下の場合にモバイルフレンドリーではないと判断するようです。
- Flash が使用されています
- ビューポートが設定されていません
- 固定幅のビューポート
- コンテンツのサイズがビューポートに対応していません
- フォントサイズが小です
- タップ要素同士が近すぎます
参考:モバイル ユーザビリティ(ウェブマスター ツール ヘルプ)
制作したサイト・ページがモバイルフレンドリーになっているかどうかはGoogle公式のチェックツールがありますので、ぜひ使ってみて下さい。
- モバイル フレンドリー テスト(Google)
スマホ対応、してみませんか?
それでは、よいスマホライフを。