概要 ▶ 5月31日でアサヒスーパードライ鮮度実感キャンペーン(asahibeer.co.jp)が終了する。URLが一瞬「鮮度」と「send」(発送・送る)を掛けたものだと思ってしまったが、よく見たら全然関係なかった(sendoだった)。アサヒスーパードライはテレビCMなどでもお馴染みのビールだ。「鮮度が命」と消費者にアピールしている。いつ見てもなんだかよくわからないCMなので(鮮度が命はわかるけど他に出て
アサヒスーパードライはテレビCMなどでもお馴染みのビールだ。「鮮度が命」と消費者にアピールしている。いつ見てもなんだかよくわからないCMなので(鮮度が命はわかるけど他に出てくる人たちとの繋がりがわからない)スーパードライは好きではないのだが(笑)、それはさておきスーパードライ鮮度実感キャンペーンは工場製造から3日以内のビール6本がクール便で配達されるということで、これはなかなかの鮮度なのではないか。
ビールに対してコンビニや酒屋などがどのような対応をしているかは定かではないが、最低でも製造から1週間程度は店頭に並んでいるのではないだろうか(スーパードライのページによれば現在の製造から「出荷まで」の平均日数は4.5日(2000年現在)(asahibeer.co.jp)ということだから、そこに数日プラスされるだけで1週間は過ぎてしまう)。それに比べれば「製造から」3日以内というのは魅力的だ。
こういったキャンペーンではないが、他社でも鮮度を売りにしている商品がある。
味の素の「ピュアセレクトマヨネーズ」(ajinomoto.co.jp)だ(最初キューピーマヨネーズかと思ったが)。
このピュアセレクトマヨネーズは卵は産まれて3日以内のものを使用し、オイルも絞りたてを使用ということで、キューピーマヨネーズにはない「新鮮さ」という切り口で勝負しようという心意気が見られる。(一応キューピーマヨネーズのマヨネーズの商品一覧(kewpie.co.jp)を見たがそのような商品はなかった)ライバルにはない切り口で勝負すれば、そこには競合するものはないから商品が売れるというわけだ。
この2つの商品のキーワードは「鮮度」だ。
しかし、他にも共通することがある。それは「直販」で購入できないことだ。(直販できないからアサヒビールはわざわざキャンペーンなのだろうけれども)
鮮度がキーワードであれば、鮮度を最大限に生かしたものは直販で工場出荷されたものがすぐ手に入ることは前提のとなっていてもよいのではないか。
スーパードライのキャンペーン「だけ」は超新鮮、店頭で購入時はそこそこ新鮮(かも?)では商品のメッセージの意味がわからない。消費者は工場製造から3日以内のものがなぜ「普段」は手に入らないのか。メッセージの一貫性が欲しい。
ピュアセレクトマヨネーズも酸化することが気になるのであれば、製造からすぐのものが消費者としては欲しい訳だし、開封してからの酸化には言及されていない。だいたいマヨネーズの容器のサイズは結構大きくて、毎日でも使っていなければなかなか減らないのではないだろうか(少なくとも私の家はそうだ/サラダに付けるのは他のドレッシングもあるから)。そうであればすぐに使い切れる小さいサイズのものを用意すべきではないのか。
そう考えるとテレビCMなどでの鮮度のメッセージが色あせてしまう様に感じる。
#別にスーパードライは嫌いじゃないです。…というかビールではなく日本酒派なもので…。