概要 ▶ いつものようにニコニコ動画にて「アイドルマスター」でタグ検索をしていたら、サムネイルで力のある線の動画があったので開いてみた。出典:自演アイマス紙芝居『竜宮狛痴』 ‐ ニコニコ動画(原宿)あれ、これ見たことあるぞ。コメントを見ると再アップか。竜宮狛痴(たつみやこまち)の人(狛痴P)の動画。(一回引退していたのか)癖になる雪歩の声(というか狛痴P)と色々こじらせている千早の姿が面白い動画。画と音声の
あれ、これ見たことあるぞ。
コメントを見ると再アップか。
竜宮狛痴(たつみやこまち)の人(狛痴P)の動画。(一回引退していたのか)
癖になる雪歩の声(というか狛痴P)と色々こじらせている千早の姿が面白い動画。
画と音声のギャップがたまらない(フルボイスですが全て狛痴P(笑))。
内容も再アップだけあって、時代的に(?)ドリームクラブのセッちゃん(雪)が大量に出てくるが、今ドリームクラブってどうなってんのかなぁ…なんて思ったり。
最近話題に上がらないし…。(ちなみ私はドリームクラブはやっていない)
さて、そんな動画を見ていて何となくゲーム情報掲載サイトの「GameSpot」を見ていたら、サイドバーの記事アクセスランキングにドリームクラブの記事が!(→「セッちゃん好きすぎる」「ブレが無い」と言われた3年間--今だから話せる「ドリームクラブ」シリーズの記事を振り返ってみました - GameSpot Japan (1/3))
なんでやねん!
新しい記事かと思ったら2012年3月31日の記事。
狛痴Pの動画見た人がドリームクラブって…って思って押し寄せているとか?
そんなんで開いてみたら、セッちゃん推しの方だったわ。これは運命(やはり狛痴P動画の影響?)。
そんな記事の中ですがプロモーションを行う上でこれはおもしろい取り組みだと感じたことが書いてあったので紹介します。
以下ちょっと真面目な話。
異なる媒体で同じような情報が掲載されてしまう問題
ドリームクラブはディースリー・パブリッシャー(D3P)というメーカーが制作しており、記者さんが取材をしに行ったときの話。代理でプロモーション担当の方といろいろお話をしたんですが、そのときに画面写真の提供の際、ホストガール別に分けたいという話が出てきたんです。
通常はメーカー側から資料や画面写真の提供を受けて紹介記事を作るのですが、基本的には一緒の物が提供されますし、だいたいが同じ内容の記事になります。特にWEBであればデザインやレイアウトでの見せ方で差は出せないですし、画面写真もあるだけ全部載せることも可能ということで、媒体ごとの差が出せず情報が埋もれてしまうのでは…と、その担当の方は思ったようなんです。そこでいろんな媒体で違いを出すことによって盛り上げが作れたら…というお話だったのですが、自分もそこには思うところがあったんです。
「セッちゃん好きすぎる」「ブレが無い」と言われた3年間--今だから話せる「ドリームクラブ」シリーズの記事を振り返ってみました - GameSpot Japan (1/3)
様々な媒体に同じような情報が掲載されてもメーカーも記者もおもしろくない。
ましてや発売前で実際にゲームが遊べるようになってからのレビューではないわけなので、記者が独自のポイントを探し出すのは困難だという判断なのだろう。
情報を掲載してくれる様々な媒体があることを前提として、各媒体に違う情報を提供することで(今回の場合は特定のキャラクターの情報を提供)、各媒体は提供された情報に対してフォーカスされた情報を掲載することができる。
内容としても平坦な薄い感じではなく、特定の部分にフォーカスしているので締まりが出た記事になるという算段だったのではないだろうか。
この考え方はなかなかおもしろい。
しかし、この提案はなかなかチャレンジングだ。
この提案は「情報を掲載してくれる様々な媒体があることを前提」としているので競合の情報掲載サイトとは違う情報が掲載されることになる。
つまり前提として、全ての情報を集めるには他の情報掲載サイトを閲覧しなければいけない。
それを情報サイト自体が許容できるかどうかが問題だ。
できる限りの情報を載せたい、他のサイトには移動させないというのは情報掲載サイトの考えのひとつだろうから。
また、情報掲載サイトは他のサイトとは違う切り口・違う情報を掲載したいという要望もあるだろう。
情報発信・受信の双方の利益
結果として、ゲーム情報掲載サイトはD3Pさんの提案を受け入れ、結果として各キャラクターの情報をそれぞれの媒体で濃く取り上げていたようだ。(当時の様子は未調査)ゲーム情報掲載サイトは他の情報掲載サイトと異なる情報を掲載できたという独自性を持たせられ、記事の濃さを出すことができた。
読者は別のサイトで同じ内容を何回も読まされることなく、それぞれ異なった濃い内容を読むことができて良かったのではないかと思う。
情報発信側と情報受信側の利益を両立できたといえる。
ただ読者が各媒体巡りをしなければ全ての情報が集まらないというのをわかったかどうかは不明で、またこれが雑誌という紙媒体だと媒体巡りの難易度が高くなるのでウェブ媒体ならではの提案なのかもしれない。
ただ、今回のD3Pさんのこの「複数媒体に異なる情報を提供する」提案は何かプロモーションの方法として利用できるのではないかと感じた。
前提は「情報提供したら基本的に掲載してくれる」「複数の同じような媒体があり読者はそれらを全てを見る傾向がある」「媒体はウェブ」というなかなかハードルが高い条件もあるが、一定の記事スペースに濃い情報を掲載するためには、こうした手法は有効なのではないかと感じ、記事を書いた。
それでは。
※この手法が使えるサイトは価格比較サイトの製品レビューや芸能情報サイトなどを考えた。