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RGBからCMYKに変換するツール
sRGBのPNG・JPEGを、まとめてJapan Color 2011 Coated(または2001 Coated)のCMYKに変換するツールです。
画像はブラウザの外に出ません。ダウンサンプリングなし、PNGは減色なし、JPEGは最高画質で書き出します。
▲画像はアップロードされません。変換はすべてこのページのブラウザー内で完結します。
使い方
使い方は3ステップです。
- モードを選ぶ 通常は「Japan Color 準拠」のまま。CMYKのブラック版(墨版)への置き換えを重視した変換をしたい場合は「カスタム分版(強GCR)」に切り替えます。
- PNG・JPEGをドロップ 複数ファイルをまとめてドロップできます。ドロップした時点で変換が始まります。
- ダウンロード 1ファイルならそのまま、複数なら自動でZIPにまとまります。
2つのモードの違い
「Japan Color 準拠」は、ICCプロファイルに焼き込まれた標準の分版をそのまま使うモードです。 入稿先がJapan Colorを前提にしている場合はこちらを使います。
「カスタム分版(強GCR)」は、Photoshopの墨版生成:最大で作ったプロファイルによる分版です。 無彩色はC=M=Y=0のKのみ、有彩色はKを最小限に抑えた構成になり、総インキ量(TAC)が大きく下がります。
| 項目 | Japan Color 準拠 | カスタム分版(強GCR) |
|---|---|---|
| プロファイル | Japan Color 2011 / 2001 Coated | Photoshop製カスタムICC(東洋インキ・ドットゲイン15%) |
| 無彩色の分版 | C/M/Yを厚く盛る(例:50%グレー=C142 M123 Y124 K4) | Kのみ(例:50%グレー=K164) |
| 総インキ量(TAC) | 最大338% | 最大231%(実測) |
| ICCの埋め込み | ON(標準プロファイルとして渡せる) | OFF(配置先での二重変換を避ける) |
| 向いている用途 | 入稿・標準準拠が求められる案件 | 黒を墨版で表現したい案件/インキ量を減らしたい |
出力の仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 解像度 | 元画像の画素数・dpiをそのまま維持。リサイズ・ダウンサンプリングは行いません。 |
| JPEG | 4成分CMYK、4:4:4(色差サブサンプリングなし)、量子化テーブルは全係数1。APP14 Adobeを格納。 |
| TIFF | 8bit CMYK(Photometric 5 / InkSet CMYK)、Deflate+水平差分予測。可逆圧縮。 |
| PNG入力 | PNGはCMYKを保存できない規格のため、既定でロスレスCMYK TIFFとして書き出します。設定でJPEGにも切り替え可能。 |
| ビット深度 | 8bit/チャンネル。16bit PNGは8bitになります。 |
| 複数ファイル | ZIP(無圧縮・ストア)でまとめてダウンロード。 |
プロファイルと実装
本ツールは、JapanColor2011Coated.icc(X-Rite, Inc./日本印刷産業機械工業会、ICC Profile Registry配布)、JapanColor2001Coated.icc(Adobe提供)、および本記事のために作成したカスタム分版プロファイル(Adobe Photoshopで作成)をページに埋め込んでいます。
変換テーブルは LittleCMS 2(MIT ライセンス)を用いてビルド時に生成し、ページ内の色変換は四面体補間の独自実装(JavaScript)で行っています。WASM は使用していません。
いずれのプロファイルも改変・販売はできません。
Japan Color 2001の再配布はAdobeのICCプロファイル使用許諾に従ってください。
本ツールは通信を行わず、画像はすべて閲覧者のブラウザー内で処理されます。ファイルがサーバーへ送信されることはありません。
本文中の数値(TAC 338% / 231%、ΔE00、チャンネル差など)は当方の環境での実測値であり、印刷機・インキ・用紙・RIP の条件により結果は異なります。本ツールの出力は色校正を代替するものではありません。最終的な色の判断は色校正紙で行ってください。
注意点
- PNGは原理的にCMYKを保持できません。 PNG仕様にCMYKチャンネルが存在しないため、PNG入力はTIFF出力を既定にしています。
- ICCを埋め込んだまま配置すると二重変換の恐れがあります。 カスタム分版のICCを付けたCMYK画像をInDesignやIllustratorに配置すると「プロファイル不一致」と判定され、警告を読み飛ばすと自動変換されます。カスタム分版モードで既定OFFにしているのはこのためです。色基準はPDF書き出し時に一度だけ指定してください。
- カスタム分版はPhotoshopの数値と完全一致はしません。 ICCが同じでも変換エンジンが異なるため、±4/255程度の差が出ます。厳密な一致が必要な場合はPhotoshop側で変換してください。
- CMYK JPEGはブラウザで表示できません。 変換後の見た目はPhotoshopやAcrobatで確認してください。
- 実装はGensparkのスーパーエージェントで行っています。
まとめ
RGBのまま入稿して変換を印刷所に任せるより、こちらで一度CMYKにしておくと、仕上がりの予測が立てやすくなります。
また、RGBのまま入稿する場合でも、事前に一般的なCMYKカラー変換の結果を確認しておくことで、印刷のコミュニケーションの齟齬を少なくできます。
変換モードのカスタム分版はGCR墨版生成最大の設定をしていて、RGB(0,0,0)→K100%になるので、RGBの黒を墨版(CMYKのブラック(K))で表現したいデータに向いています。結果的に総インキ量(TAC)が大きく下がるので、TACの上限が厳しい案件にも使えるかもしれません。
変換はすべてクライアントサイドのブラウザー内で完結するため、社外に出せない素材でも安心して使えます。
ドロップするだけで終わるので、まずは1枚試してみてください。